社会そのほか速
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【パリ宮川裕章】スペインの発掘チームは17日、首都マドリードの修道院の地下で、17世紀の小説「ドン・キホーテ」の作者、セルバンテス(1547〜1616年)のものとみられる遺骨を発見したと発表した。DNA鑑定での確認は難しい状況だが、史実や考古学的分析から結論を出した。現地メディアが一斉に報じた。
エルパイス紙(電子版)などによると、19世紀に行われた調査結果や史実などから、マドリードにある修道院の地下にセルバンテスの墓があると推定されていた。地元自治体などの支援で考古学者や法医学者ら36人で構成する発掘チームが約1年前に調査を開始。赤外線カメラや特殊なレーダーで地下約1.35メートルの部分に穴があるのを探し当てた。穴を重点的に調べたところ、今年2月、男女17人の遺骨が見つかった。
遺骨は損傷が激しく、DNA鑑定が難しい状況だが、一部の遺骨のあごの特徴などが、セルバンテスが生前に書き残した記録などと一致したという。
台湾紙・自由時報は17日、国務院国有資産監督管理委員会の羅天昊・商業科技質量センター研究員が、一人っ子政策による深刻な男女比のアンバランや高齢化問題を解消するために、「アジアやアフリカから1億人の移民を受け入れるべきだ」と提案したと報じた。
羅氏は自身のブログで中国の人口問題に触れ、一人っ子政策は中国の人口増加を食い止めたが、その代わりに多くの社会問題を生み出したと指摘。外国人の不法就労や出稼ぎ労働者不足、志願兵や学生の不足など「中国はもはや『少年中国』ではなくなった」との見解を示した。
このままの人口構造が続けば経済成長は鈍化するとの懸念を示した上で、「今後20年は出産を自由化して、アジアやアフリカから1億人の移民を受け入れるしかない。中国にとってはやむを得ない選択だ。移民青年に中国の高齢者を養ってもらえばよい。東南アジアは文化が近いから、文化的な衝突も少ないのではないか」と主張した。
(編集翻訳 小豆沢紀子)
【エルサレム時事】17日投票のイスラエル総選挙は、ネタニヤフ首相率いる右派与党リクードが、野党の中道左派労働党などによる統一会派を大きく引き離した。首相は選挙戦終盤で「アラブ人が支持する左派政権が誕生する」などと危機感をあおった上、パレスチナ問題で強硬姿勢を改めて示して右派層の支持を固めたことが奏功した。
選挙戦では、中道左派の伸長を許して苦戦を強いられた。首相は、得意の安全保障を争点に掲げ、イランの核開発やイスラム過激派の脅威から国を守れるのは「自分しかいない」と訴えた。一方、労働党主導の「シオニスト連合」は経済・社会問題に焦点を当て、国民が物価高や住宅価格の高騰に不満を募らせる中、支持を拡大した。
選挙戦が進むにつれ、「反ネタニヤフ首相」でまとまる動きが加速。今月上旬に商都テルアビブで開かれた集会には、政権交代を求め、3万〜4万人もの市民が集まった。これに対抗する形で、首相も15日、同じ場所で集会を開き、1万5000人以上の市民を集め、自党に投じるよう訴えた。
【ニューヨーク時事】米司法省は17日、過激派組織「イスラム国」に物資を供与しようとしたとして、ニューヨークの連邦大陪審が元米空軍兵士タイロッド・ピュー被告を起訴したと発表した。
発表によると、ピュー被告は同組織を支援するために物資を供与しようとしたという。リンチ司法長官は声明で「米国で生まれ育ったピュー被告は、祖国に背を向けシリアに渡り、テロ組織に加わろうとした」と批判。米国内外で引き続き過激派の検挙を進めていくと強調した。
2015年3月17日、参考消息網は記事「長沙市にわずか19日間で57階建て高層ビルを建設、『まるで積み木だ』と台湾メディア」を掲載した。
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台湾・東森新聞網は16日、湖南省長沙市に突如出現した高層ビル「小天城」について取り上げた。遠大科技集団旗下の遠大可建公司が施行したもので、高さ200メートル超、57階建ての高層ビルがわずか19日間で完成した。同社は建設風景の動画を公開しているが、驚異的なペースでビルが完成するさまが映し出されている。
速さの秘密はその工法にある。建築材料はすべて工場で作られており、現場では組み立てる作業だけ。同社は上海万博でもわずか1日で6階建ての建物を完成させたほか、2011年には15日間で50階建てのビルを建設している。
遠大可建公司はもともと838メートル、202階建てという世界一の高層ビル「天空都市」を構想していた。これを基礎完成後わずか3カ月で組み上げるというプランで話題を呼んだが、安全性に不安があると批判が集まり、中止された。そこで今回、サイズを小さくしたミニ天空都市である「小天城」を建設し、技術力をアピールしている。(翻訳・編集/増田聡太郎)