社会そのほか速
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◎快楽の1冊
『デブを捨てに』 平山夢明 文藝春秋 926円(本体価格)
英ロック・バンド、キング・クリムゾンが1969年にリリースした『クリムゾン・キングの宮殿』は、日本でもかなり有名な部類に入るアルバムだ。人間の心の奥底にある狂気を戯画化したようなジャケットはユーモラスで、かつ恐ろしくもある圧倒的なインパクトを持つ。肝心の内容もしかりで、ジャズのフリーキーさとクラシックの風格を“ごった煮”にした混沌が平凡な常識を破壊し尽くす。
先月2月に出た本書は4篇収録の短篇集だ。そもそもタイトルからして随分と挑発的だが、何しろ表紙のインパクトがかなりのものである。気持ち悪くもありユーモラスでもあり、まさしく『クリムゾン・キングの宮殿』のジャケットを彷彿させ、全ての収録作があまりに悲惨な世界を描いている。どんなにあがいても脱出できない窮地の真っただ中にいる者が必死に抵抗を試みるが、事態は悪くなる一方なのだ。ただし、追いつめられる当人にとっては悲劇だが、追いつめる側からすればどうということはない。むしろサディスティックな快感に浸っている。この徹底した立場の違いを作者はドライに客観化し、限度のないブラック・ユーモアにまで昇華させている。
「マミーボコボコ」は日雇い労働で何とか食いつないでいる男が昔別れた娘から手紙をもらい、最初は嬉々として会いに行く話だ。ところが娘の家は尋常ではない大家族で、その生活ぶりの番組化を試みているテレビ局に男は一方的に利用されていく。表題作では借金返済を伸ばしてもらう条件として主人公がやはり尋常ではない肥満の女を“捨てる”よう命じられる。捨てる場所に行くまでの道中は絶望と笑いのカオス状態だ。
全篇通して根底にあるのは人の差別意識だ。差別が笑いを生み出すのは確かな事実であり、そこから目をそらしていないところに真のヒューマニズムを感じる。
(中辻理夫/文芸評論家)
【昇天の1冊】
テレビや雑誌等のメディアで話題の性格診断を1冊にまとめた『ディグラム性格診断~本当の自分と相性をズバリ解明!』(ポプラ社/1000円+税)。2013年の発売ながら、いまだにアマゾン等のネット通販で売れ続けている。
ディグラム性格診断とは、マーケティング・コンサルタント会社のディグラム・ラボ(株)が考案した独自の診断テストのこと。心療内科などの医療現場で実施されている心理考察と、約23万人の膨大なアンケート調査に基づく統計を合体させた、最先端のテストである。…

オリックスは先発の西が尻上がりに調子を上げて、6回1失点と順調な仕上がりを見せた。新戦力の中島、1番に座った安達が3安打と上々だった。中日はベテランの荒木が広角に3安打。先発の雄太は制球が甘く、4回2失点。

第87回選抜高校野球大会(21日から12日間)の甲子園練習第2日は17日、甲子園球場で行われ、82年ぶりに出場する21世紀枠の松山東(愛媛)や、1920年代に春夏合わせて3度優勝した古豪の桐蔭(和歌山)など12校が調整した。
午前から気温が上がり、選手は精力的に白球を追った。松山東はデザインを変更したばかりのユニホームで、守備に重点を置いて汗を流した。桐蔭は2日に卒業式を終えた元部員が練習の補助を務め、19人の部員をサポートした。
昨夏の選手権大会を制した大阪桐蔭は実戦形式の練習で、鋭い打球を連発した。
最終日の18日は8校が練習する。

力投する西武先発の十亀=17日、西武プリンスドーム
左右の股関節を痛めていた西武の十亀が、5回で66球を投げ5安打3失点。昨年7月6日のオリックス戦以来、8カ月ぶりとなる実戦登板を終え、「痛くないまま投げられた」と胸をなで下ろした。
立ち上がりは制球が安定せず、「ローテーションを勝ち取るための最後のチャンスだと思って投げた。形を見せなきゃいけなかったのに悔しい」。本人は反省したが、首脳陣には回復ぶりを印象付けたようで、田辺監督は「めどは立った。ローテに入ってもらわないと困る」と期待した。

タレントの芹那(29)がすっぴんで「イケメン風ポーズ」を公開し、話題を呼んでいる。
芹那は9日Instagramに、ボーイッシュな服装に身を包んだ自身の写真を投稿。しかしすっぴんであるようで、それを隠すために手で口元を覆っている。芹那は
「スッピン隠したら
イケメン風ポーズになった笑」
とコメントしている。
芹那の投稿は最近、菊地亜美・手島優・バービーとのものが多く、これはフジテレビ系のバラエティ番組『おーい!ひろいき村』の企画で4人でシンクロナイズドスイミングに挑戦することになったため。15日に行われた辰巳杯に向け、最後の詰めをしていたようだ。15日には、芹那は
「このメンバーでよかった
応援に駆けつけてくれたメンバーやファンや友達や親があったかくて
ほんとに頑張れた
みんなみんな大好き
シンクロ大好き」
と想いをツイートしている。
“イケメン風ポーズ”にはファンから、
「すっぴん全然問題ない」
「めっちゃかわいい」
といった感想が寄せられたほか、シンクロに対しても「本当にせりちゃんたちのシンクロに感動した」「お疲れ様!!!」と労いの声が寄せられている。