社会そのほか速
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◇パ・リーグ 日本ハム3―1オリックス(2015年4月26日 札幌D)
日本ハムの大谷が開幕からの5連勝を飾った。
【写真】5回、違和感を感じて右足を伸ばす大谷
開幕から連勝を続けていたものの、立ち上がりが不安定だった大谷。しかし、この試合では初回からこれまでとは違う姿を見せ、オリックス打線に対して4回まで3度三者凡退に斬って取る投球を展開した。
しかし、前回登板に続いて2試合連続での完封勝利に期待が膨らんだ矢先の5回、大谷は開幕戦のときと同じ違和感を右足に覚えた。2死から迎えた駿太に対して投じた3球目のあと、しきりにストレッチなどで右足を気にする姿が見られた。
結局、大谷は右足ふきらはぎがつり、この回限りで大事をとって降板。「今までの登板の中で一番(投球内容が)よかったと思うが、もう少し長いイニングを投げられればよかった」とエースは緊急降板に悔しさをにじませていた。
それでも開幕から無傷の5戦5勝はチームでは89年の西崎以来26年ぶり3人目という快挙。そして、この日が誕生日である栗山監督にも白星をプレゼントすることができた。
「おめでとうございます。勝ててよかったです」と指揮官にメッセージを送る大谷は満面の笑み。その明るい表情から右足の状態も深刻なものではなさそうだ。
不本意な降板とはなったが、4日の登板から続く連続無失点記録は27イニングにまで伸びた。「登板する試合は全部勝つつもりで今後も頑張る」。そのコメントに力を込めた若きエース・大谷の快進撃はこれからも続きそうだ。
イタリアリーグのACミランに所属する日本代表FW本田圭佑(28)は、25日(日本時間26日)のウディネーゼ戦で出番なし。チームも敗れて来季の欧州カップ出場権が厳しくなるなど窮地に陥った。フィリッポ・インザーギ監督(41)の退任も確実になる中、名門クラブで「10番」を背負う責任を果たせていない本田は“構想外”とみられており、今季限りで退団の可能性が出てきた。
いよいよ崖っ縁に立たされた。1―2で敗れた大一番のウディネーゼ戦でも、得点の欲しい場面で本田に出番が回ってくることはなく、2試合連続の出場機会なし。左足首の負傷時も入れると4試合連続の欠場となった10番が、今季限りで構想外になる可能性が高まっている。
日本サッカー協会の公認選手代理人は、こう指摘する。「貴重な外国人枠を使って、結果を出せていない。ミランも低迷しているし、選手もダブついているから早く売却(移籍)して、金にすることを考えても不思議ではない。今夏にもチームから出される可能性は十分にあるだろう」
本田の加入でミランは複数の日本企業とスポンサー契約を結び、総額10億円以上の収入を得ている。このため、10番がプロテクトされる可能性を指摘する声もあるが「スポンサーの存在があるからといっても、もう関係ない。(マンチェスター・ユナイテッドにいた)香川だって出されている。やっぱり戦力にならなければ(クラブは)出す」(同代理人)。
2012年に日本代表MF香川真司(26=ドルトムント)が移籍したマンUには、多くの日本企業が支援に乗り出し、クラブに莫大な利益をもたらした。しかし、出番が限られた上、チームの低迷もあり、わずか2年で放出された。クラブ側も勝利を最優先に考えるため、本田も香川と同じように“人員整理”されかねないわけだ。
チームを取り巻く環境でも逆風が吹き荒れる。就任当初から本田の実力を高く評価してきたインザーギ監督が、低迷の責任を取って退任することは確実。そうなれば、指揮官の“庇護”も期待できない。熱狂的なサポーターも、輝けない10番に容赦ないブーイングを浴びせて“不要論”を展開している。
さらに、ミランは来季に向けたチーム編成と同時進行でクラブ売却話を進めている。その動向は不透明だが、オーナーの愛娘のバルバラCEO(30)は留任の見込みで、現時点で新オーナーが誕生しても、来季のチーム編成には大きな影響力を発揮できないとみられている。
今季は開幕から7試合で6得点を挙げて存在感を示した本田も、昨年10月19日のベローナ戦でゴールして以降、無得点。伝統の赤と黒のユニホームを身にまとった姿は今季限りで見納めになりそうだ。
卓球の世界選手権(中国・蘇州)が26日、開幕した。この日は出場がなかった日本勢は、本番会場で各選手が公式練習などで汗を流した。
【写真】愛ちゃん「中国に勝つ気持ち」で丁寧撃破
日本勢の中で最も歓声が上がったのは、地元中国でも有名な福原愛(26=ANA)だった。会場に姿を現すと同時に、大きな拍手がわき起こり、福原も笑顔で応じた。
練習後の福原は「ロンドン五輪の会場に似ているなと思いました。形や照明、色合いとか。初めて来た感じがしない。すごくいいイメージですね」と、女子団体戦で銀メダルを獲得した12年当時を思い出しながら、自然と笑みがこぼれた。
今大会はシングルスとダブルスでの出場となるが「ほど良い緊張感で(28日の)初戦に1番いい状態で臨めるようにしたい」と、力を込めて話した。
◆ヤクルト1―4巨人(26日・神宮)
巨人の村田修一内野手(34)が26日のヤクルト6回戦で、今季25試合目で初めてスタメンを外れた。
【写真】こちらは打撃好調!先制適時二塁打を放つ橋本
村田は開幕後から打撃不振が続き、打率は2割3分2厘。82打数19安打1本塁打3打点。24、25日のヤクルト戦では8打数1安打と低迷していた。
その村田は8回1死一塁の場面で、この日3打数無安打の中井に代打で登場。バットを折りながらも右前安打を放ち、意地を見せた。
しかし、9回2死二、三塁のチャンスでは、あっけなく投ゴロに倒れた。
セリエAは26日に第32節を行った。首位ユベントスはトリノとダービーマッチを戦い、1-2で敗れた。しかし試合結果よりも、ヒートアップしたサポーターによる“場外戦”が、大問題になっている。
同時刻帯の試合でラツィオが敗れた場合、ユベントスが勝利すれば、ユベントスの4連覇が決まる一戦。ユベントスは前半35分にMFアンドレア・ピルロのFKで先制したが、前半45分、そして後半12分に失点。1-2で敗れ、今節で優勝を決めることは出来なかった。なお、ユベントスのダービーマッチでの敗戦は、実に20年ぶりとなった。またラツィオは1-1で引き分けたため、勝ち点差は14となった。
だが、試合前から“場外戦”はヒートアップの様相を呈していた。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、まずはユベントスイレブンが会場入りした際、トリノサポーターによってチームバスに石や卵、紙爆弾が投げ込まれた。この時、窓ガラスの一部が破損する被害が出たという。
さらに混乱は続く。ユベントスが先制した直後には、サポーター席で乱闘騒ぎが起こった。結果、10名のサポーターが負傷し、病院に運び込まれる事態が起こってしまった。
これらの混乱で5名が逮捕された。またピッチ乱入騒ぎなどもあり、さらに逮捕者は増えるものとみられている。
両クラブの幹部は、怒りをあらわにしている。トリノのジャンルカ・ペトラーキSDじは「ダービーはお祭りでなければいけない。非常に残念だ。サッカーは健全な楽しみでなければならないはずだ。これからはピッチ上のサッカーだけが話題になることを祈っている」。また、ユベントスのジュゼッペ・マロッタ代表は「誠に遺憾だ。大変な暴力事件だ」と声を震わせた。
さらにイタリアサッカー連盟(FIGC)のカルロ・タベッキオ会長も「競技場に紙爆弾を投げる行為は計画性がある破壊行為だ」と話した。