社会そのほか速
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
みっともないけど格好いい、2つの相反する魅力の持ち主がいる。SBS「ファッションキング」の「カン・ヨンゴル」を演じるユ・アインだ。
「ファッションキング」でユ・アインは、幼年期を東大門市場で物売りをする叔母さんのもとでいびられながら育ち、しかし怖いくらいに何でも集中して完璧にやりこなす性格を持った男主人公、カン・ヨンゴルを演じている。
東大門の「ヨンヨンアパレル」を運営しているカン・ヨンゴルは、金のためなら死んだふりだってする人物だ。自分の社員だったイ・ガヨン(シン・セギョン)まで自分の敵であるチョン・ジェヒョク(イ・ジェフン)の大手ファッションメーカー「Jファッション」に売り込むみっともない行動をとる。
カン・ヨンゴルは、ベッドで横になり体をぼりぼりと掻きながら「Jファッション」へ向かおうとしているイ・ガヨンに「そっちに行ったら生地を盗んでこい」と、とんでもないことを言う社長だ。社長の言うことを聞くしかないイ・ガヨンは、結局本当に生地を盗んできた。それに対してカン・ヨンゴルは「本当に盗んできてどうする」と咎める。実にみっともない人間である。
また、恋の前でも右往左往する。自分を愛する貧乏なイ・ガヨンには消極な態度を取る。しかし、自分に興味を持っているお金持ちのチェ・アンナ(少女時代 ユリ)には積極的にアプローチをする。しかし、イ・ガヨンを放っておくわけでもない。ジェヒョクがガヨンにキスをしている所を見ると怒鳴りつけた。自分のものにするのは嫌で、かと言って人のものになってしまうのは惜しいということか。
カン・ヨンゴルはみっともない人物だ。しかし、彼は男が見ても格好いいところがある。人間なら誰もが持っているこの「みっともなさ」を自由に発揮するユ・アインが格好いい。また、今まで見ることができなかった「みっともない男主人公」をそのままやりこなすユ・アインが格好いい。
実際、ユ・アインは最近開かれた「ファッションキング」の記者懇談会で「カン・ヨンゴルと言う役に満足している。初めてのミーティングで『カン・ヨンゴルの魅力は何か』という監督の質問に僕は『格好いいふりをしない所』と答えた。彼はとても現実的な人物だと思う」と答えた。
またユ・アインは「視聴者の否定的な意見に気後れせずに、もっと強くしようと思った。視聴者も、これまでは見ることがなかった新しいキャラクターとして受け入れてほしい。僕は、人間は皆みっともない生き物だと思う。カン・ヨンゴルは誰もが持っているみっともなさを見せるキャラクターなので気に入っている」と自分が演じる役に満足を表した。
このように、男主人公のキャラクターとしては今まで見ることのなかった斬新な人物であるカン・ヨンゴルを演じているユ・アインの演技力に、視聴者は注目せずにはいられない。これから、ユ・アインがカン・ヨンゴルをどれほどみっともなく、しかし格好良く表現するのかが楽しみだ。