社会そのほか速
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2月の寒空の下、日本武道館が熱く震えた。2日間の単独公演チケットは即日完売、両日とも満員御礼の大成功を収めた期待の新星が、3人組女性ボーカルユニット「Kalafina」(カラフィナ)だ。
アイドル級のルックスを持つ彼女たちの最大の魅力は圧倒的な歌唱力だが、その作曲、プロデュースを手掛けるのが、作曲家・梶浦由記氏。昨年放送の朝ドラ『花子とアン』の音楽を手掛けた人物だ。
「私が考えうる最も美しい音を表現してくれるのがカラフィナです。テーマは“普遍性”。音楽をとりまく環境がどんなに変わっても、美しい音は国や世代を超えるものだと思います」(梶浦氏)
アニメのテーマソングでブレイクしたカラフィナだが、会場を見渡すと10代とおぼしき若いアニメファンに混じり、40代以上の中高年の姿も目立つ。
「エンディング・テーマを歌うNHK『歴史秘話ヒストリア』でカラフィナを知ってファンになった方も多いようです」(同前)
青春時代に愛聴していた「クイーン」や「ABBA」に多大な影響を受けたという梶浦氏が生み出す楽曲は、中高年世代にも耳に馴染みやすい。新しい時代のヒット曲に触発されてみてはいかがか!?
撮影■佐藤佑一
※週刊ポスト2015年3月27日号