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お笑いコンビ・ピースの又吉直樹の小説デビュー作『火花』(3月11日発売)が発売初週8.1万部を売り上げ、3/23付オリコン週間“本”ランキングの総合部門にあたるBOOK部門で1位を獲得した。文芸(小説)部門でも1位を獲得し2冠を達成。お笑い芸人のBOOK部門1位獲得は2008年4月の同ランキング開始以来初の快挙。
最新“本”ランキング 売上TOP30
『火花』は、奇想の天才で人間味あふれる神谷と彼を慕う後輩・徳永というお笑い芸人二人の物語。二人は笑いの真髄について議論しながらそれぞれの道を進んでいる。二人の人生を通して人間存在の根本を見つめる。
『火花』を掲載した『文學界』2月号(文藝春秋)は、又吉初の純文学作品が発表されるとあって発売前から話題に。1月7日の発売初日からネット書店などで軒並み品切れになり、1月8日に史上初の7000部の増刷、同9日に2万3000部の再増刷に踏み切り、発行部数は史上最高の4万部に達した。
単行本は今月11日の発売から既に3度重版され(事前重版含む)、発行部数は早くも35万部に到達している。文学作品としては「(人気作家の)村上春樹氏に次ぐ売れ行き」(文藝春秋)で又吉は一躍“時の人”に。今月12日に都内でサイン本お渡し会を開いた際には報道陣から「直木賞?」などと気の早い質問が飛んだが「そういうのは考えずただただ集中して書いた。先生と呼ばれても真に受けることはありません」と謙虚に語っていた。
そのほかBOOK部門では、モデル・梨花のライフスタイルブック『MY NAME IS…RINKA AtoZ DICTIONARY』(3月8日発売)が先週付の3位から上昇し、2位(ファッション部門1位)にランクイン。週間売上部数も先週付の3.0万部から3.8万部に伸ばして好調をキープしている。
コミック部門では『全国書店員が選んだおすすめコミック2015』で1位、『このマンガがすごいぱ2015』でオトコ編2位となるなど高評価を得ている『魔法使いの嫁』の最新3巻(3月10日発売)がシリーズ初の1位を獲得。週間売上は17.4万部で、前2巻が2014/9/22付で記録したこれまでのシリーズ最高週間売上部数6.4万部を大きく上回った。