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歌手でモデルのきゃりーぱみゅぱみゅ(22)とロックバンドSEKAI NO OWARIが13日のテレビ朝日「ミュージックステーション」で“共演”した。ご存じの通り、きゃりーとセカオワのボーカルFukase(29)は交際中。本番中は、隣り同士に座るような演出はなかったが、双方が歌う際に、相手が映り込むように撮影するなど、意識したカメラワークが目立った。
【写真】レコ大会見でのきゃりー&Fukaseを2ショット撮
通常、熱愛報道が報じられたアーティスト同士の共演は、意図的に避けられるものだが、2人は日ごろからSNSでオープンな交際をしており、メディア露出でも“GOサイン”が出たのだろう。交際が発覚当初からある時期までは、特にきゃりーがナーバスになっていたが、その転機は昨年のレコード大賞にあったと思われる。
2人の熱愛が最初に報じられたのは、昨年6月の女性週刊誌。このとき、きゃりーは「友達」と否定した。ところが、同8月にFukaseがツイッターで、フォロワーからの「付き合ってるんですか」という質問に「もう2年だけど」と答える形で、交際を認めた。
以降はFukaseはSNS上で「交際を隠さない」という姿勢を見せるようになった。対するきゃりーは11月9日の全国ツアー最終公演のMCで「最近は嫌なこと続いた。外歩くだけで、プライベートなことをいろいろ言われて、芸能界は汚い世界だなと、辞めたいと思うこともあった」と発言。まだ恋愛をさらけ出すことに戸惑いを抱えていた様子だった。
そして12月12日、東京TBSで行われたレコード大賞表彰式を迎える。ともに優秀作品賞を受賞したきゃりーとセカオワは会見の場に。熱愛報道後初めてそろって現れた。
きゃりーに続いてセカオワが入場すると、Fukaseがきゃりーの隣りに立った。にわかにカメラのフラッシュが瞬いたが、実は、Fukaseが立ち位置を間違えたもので、わずか数秒で2人の間に別のメンバーが割って入った。
報道陣の質疑応答では、2人に「2人で受賞した気持ちは?」と質問が飛んだ。たきゃりーは「SEKAI NO OWARIさんの音楽は好きなので、うれしいです」と優等生的に答えたのに対し、Fukaseは「(受賞曲)『炎と森のカーニバル』は彼女を題材にした曲なので、とても不思議な気持ち」と自ら恋愛に踏み込んだ。「2人でレコ大について話したか」と続けて聞かれると、Fukaseは、きゃりーを見つめ「何かしたっけ?」と問いかけ。ポッと赤面したきゃりーも、Fukaseの方を向き「したっけ?」と応じる“公開ラブラブトーク”を展開したのだ。
明らかにFukaseは、意図的にきゃりーとの関係をアピールしてみせた。アイドル的な殻を守ろうとしているきゃりーに「マスコミなんか気にしないで、堂々としていよう」と伝えていた。立ち位置の間違いだって、ワザと愉快犯的な振る舞いで「たいしたことじゃない。撮りたければ、撮ればいい」という皮肉を込めたものだったに違いない。
現場を目の当たりにした記者は、奇異の目にさらされながら、ひょうひょうとして動じないFukaseの態度に「草食系に見えて、男前だな」と好感を持った。
その件を境に、きゃりーもオープン度をがぜん増していった。写真投稿サイト・インスタグラムでペアルックを披露したり、Fukaseからの誕生日プレゼントの写真を載せ、コメントのやり取りまでしている。2人の関係がマスメディアに載っても、ファンからの支持は変わらなかった。それに勇気づけられたのではないだろうか。これにあわせて、それまでピリピリしていた取材対応の関係者も、2人の話題について“容認”の雰囲気に変わったように思う。
レコ大優秀作品賞を受賞した「炎と森-」は、恋人との関係を秘密にしておくことを魔法使いから約束させられた“僕”が、恋人から「パーティーに連れ出して」と頼まれ、手をつないで出かける様子を描いている。
レコ大という試練を乗り越えたきゃりーとFukaseは、いま、晴れ晴れとパーティーを楽しんでいるのだろう。