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『カレッジ・オブ・ザ・ウィンド』
2015年に結成30周年を迎えた演劇集団キャラメルボックス。その記念公演第二弾として『カレッジ・オブ・ザ・ウィンド』が8年ぶりに上演される。第一弾として2・3月に上演された『クロノス・ジョウンターの伝説』シリーズ2作品に続き、アニバーサリーイヤーとして同公演も含め、今後も多様な仕掛けが施された作品の連続上演が予定されている。
1992年に初上演された本作は、これで4回目の再演。劇団員のほとんどが20代で活劇ばかり上演していた頃初めて取り組んだ本格的な人間ドラマで、その後の方向性を決めた劇団初期の代表作である。今回、主役の「ほしみ」に挑戦するのは入団7年目の原田樹里。客演には『容疑者Xの献身』の初演・再演に続き3度目の出演となる西牟田恵と、劇団ラッパ屋の看板俳優であり映像作品でも活躍中の福本伸一を迎える。福本の同劇団公演への出演は1998年以来約18年ぶり。そのほか、畑中智行、渡邊安理、多田直人、真柴あずき、大森美紀子、筒井俊作、林貴子、森めぐみ、小林春世、木村玲衣、関根翔太が顔を揃え30周年に相応しい布陣が組まれた。
季節は8月。大学生の高梨ほしみは家族6人でキャンプに出かける。それは年に一度の家族の行事。ところがキャンプ場に向かう途中に事故が起こってしまう。ほしみは軽傷で済んだが、家族全員を失う。直ちに病院へ運ばれるが、なぜか亡くなったはずの家族もついてくる。その姿はほしみにしか見えていない。なぜなら、彼らは幽霊だから…。バラバラだった家族がほしみを見守ることで一つになる中、いつかはくる別れの時。ほしみが家族と過ごす、最後の夏―。
キャラメルボックスの歴史と未来を届けてくれる公演、キャラメルボックス30th vol.2『カレッジ・オブ・ザ・ウィンド』は、2015年5月9日(土)から5月14日(木)まで兵庫・新神戸オリエンタル劇場にて、5月30日(土)から6月14日(日)まで東京・サンシャイン劇場にて上演される。