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クマムシの“あったかくない”過去…デビュー前の「親友の死」と「解散危機」

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クマムシの“あったかくない”過去…デビュー前の「親友の死」と「解散危機」

 クマムシの“あったかくない”過去…デビュー前の「親友の死」と「解散危機」

 

 「あったかいんだからあ♪」のリズム芸で一躍〝時の芸人〟となったお笑いコンビのクマムシ。そのコンビ名の由来は、宇宙空間でも生き延びるクマムシのしぶとさにあやかってだとか。

  そのブームはさらに追い風に乗り、2月にはCDデビューまではたしてしまった。同じく「ラッスンゴレライ」のリズム芸で人気の8.6秒バズーカとともに早くも年末の紅白当確との呼び声も高い。今でこそリズム芸が十八番のクマムシだが、コンビ結成当初はコントで舞台に立ち、ブレイクに至るまでは険しい道のりだった。

大親友のためにお笑い芸人に

  まずはツッコミでイケメンの方の佐藤大樹。地元の高校を卒業後、大学のため上京。

 「大学時代は遊びまくって合コン三昧だったそうですよ。でもその頃に、地元の大親友が急死してしまったんです。亡くなった大親友の告別式で弔辞を務め、〝志半ばで天国へ行ってしまった仲間のためにも、やりたいことをやりたい〟と子どもの頃から夢だった芸人になることを決意したそうです」(芸人仲間)

  一方、歌う坊主頭の長谷川俊輔は、大学を中退してナベプロの養成所に入学。2歳下の佐藤と出会いコンビを組んだものの結成した直後に、

 「佐藤の遅刻癖が酷くて、舞台も時間ギリギリに劇場入りすることが何度かありました。そんなときに大先輩の番組ロケに佐藤が大遅刻して、スタッフをブチ切れさせたんです。佐藤は反省していたのですが、長谷川は怒りが収まらず数日間口を聞かなかったそうです。解散を考えてピン芸人として再出発しようとしていましたが、先輩や事務所関係者に説得されて解散は回避されたんです」(別の芸人仲間)

  その後、ふたりはコントよりも自分たちの持ち味が生きるリズム芸を磨き上げ、現在に至る。この勢いでなるか、紅白出場!?

 (文/横島忠彦)

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