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デンマークにある北欧最大級の文化史博物館「デンマーク国立博物館」に現地時間13日、日本のプリントシール機が常設された。プレイ料金は無料。ヤマトナデシコたちが育てた“KAWAiiカルチャー”が、世界中の観光客にどのように受け入れられるか注目だ。
<写真>設置されたプリ機はこんな感じ
同取り組みを実現したのは、プリントシール機最大手のフリュー。同社は海外専用プリントシール機『PURIOBOTH(プリブース)』を開発し、2014年12月より米国でのテストマーケティングを開始するなど、海外展開も積極的に行っている。
同博物館でも2013年11月から約半年間の期間展示を行ったことがあり、その際に多くの話題を集めた実績があった。そこで、コスプレやマンガなど日本のサブカルチャーに関連する展示エリア「Cosplayer! – Manga Youth」が新設されるのに合わせ、常設展示が決定したという。設置される筐体『Heroine Face』は、英語での音声ガイダンス・表記を搭載している特別仕様となっている。
プリントシール機は1995年にアトラスが『プリント倶楽部』を発売し、当時の女子高生を中心に“プリクラブーム”を巻き起こした。当時の製品は上半身の撮影のみだったが、やがて全身を撮影できる大型タイプも登場。現在では“美白モード”や“デカ目モード”など、さまざまな機能を盛り込んだタイプが主流になっていった。
ひと昔前はゲームセンターに置かれていたが、設置場所にも変化が。近年では第一次プリクラブームの中心世代だった30~40代や、その子どもたちをターゲットに、商業施設や大型スーパーマーケットなどにも設置が拡大。女子高生のみならず、幅広い世代が利用している。