ドローンの新製品を発表した仏パロット社の幹部＝１２日午後、東京都内

　 　仏ハイテク機器メーカー、パロット社（本社パリ）は１２日、高性能カメラを搭載したヘリコプター型無人航空機（ドローン）を日本で発売すると発表した。レジャー用に開発したが、画質が高く、報道などにも活用可能という。１３日から家電量販店やインターネット上で購入予約を受け付け、４月上旬に販売を開始する。
　　パロット社の「ビーボップ・ドローン」は、スマートフォンやタブレット端末で操作する。１４００万画素の魚眼レンズカメラを搭載し、１８０度の視野で動画や静止画を空撮できる。重さは４００グラム。緊急着陸や全地球測位システム（ＧＰＳ）を使用した自動帰還の機能もある。
　　価格は、操縦範囲が２５０メートルの機器が７万９００円（税別）、２キロの機器が１３万９００円（同、専用コントローラ付）。
　　同社製ドローンの総販売台数は、米欧日などで計約１５０万台。新製品の販売目標は非公表としている。