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増える生放送枠、あっちもこっちもヒロミに頼りがち

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増える生放送枠、あっちもこっちもヒロミに頼りがち

増える生放送枠、あっちもこっちもヒロミに頼りがち

4月改編で生放送番組が急増した民放各局で、タレント、ヒロミ(50)の存在感が増している。生放送がいくつもあった時代のど真ん中、80年代後半に台頭した「お笑い第3世代」の1人であり、その生放送スキルが発揮されている印象だ。

【写真】ヒロミ、不仲説流れる堺正章との写真公開

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 ヒロミの生放送力へのテレビマンの信頼度が如実に表れていたのが、TBS朝の情報新番組「ビビット」の初回放送だった。初回の月曜に、金曜レギュラーであるヒロミの姿があった。本人は「間違えて来た」とボケていたが、新コンビで生に挑む国分太一&真矢みきのサポート役として、制作側から請われての助っ人出演だった。同局では「特に初回は大事なので、臨機応変に対応できるヒロミさんの腕に期待した」と話す。

 実際、初回は値千金の働きだった。視聴者への冒頭あいさつを任された真矢みきは、声や挙動から極度の緊張が伝わり、見ているこちらの心臓も縮む展開。「太一君、どうかココ(腕)を貸してください」→「いやいやいや、完璧でしたよ。ねえ、ヒロミさん」。危ういバトンをあっという間に回されたヒロミは「ええ、完璧です」と余裕のひとボケ。あいさつの後「僕、朝早いの大丈夫だから。『あさチャン』からやりたい」と笑わせ、ただならぬ安定感で場を立て直していた。

 その後も、大塚家具騒動で「勝久社長」と間違えて呼ぶ国分を「会長ね」とさりげなくフォロー。新番組にとって何より大事な視聴者層を心得ているのもヒロミで、男性評論家陣が「僕は亭主関白ですよ」「家では家事は一切しない」「細かいことは妻で良いが、大きな決断は男がするもの」と無自覚に主婦層をぶちのめす空気を「家事大好き」の立場から1人でフォローしていた。

 フジテレビが“ほぼ生放送”をアピールしているトーク新番組「ダウンタウンなう」(金曜午後7時57分)でも、ダウンタウンの左横を任されていた。生放送といっても、実際は失言や不測の事態に備えて、収録したものを10分遅れで放送するディレイ放送なのだが、出演の八木亜希子が「ダウンタウンのお2人がこんなに緊張しているなんて」という空気の中で「ギョーカイ視聴率は高いよ」「こういう内容、と決まってからブッキングしてくんねーかな」「ダウンタウンと心中したくない」と、いつもの調子がよどみない。

 ディレイ放送なので、不適切発言は「ピー音」で消すことができるのもフジは「臨場感」としてウリにし、実際ピーピーやかましかったけれど、ヒロミだけ、ピー音にならないギリギリのところを心得て自在に過激発言をしていたのも印象的だった。ピー音で盛り上がるのは内輪だけ。聞かせてもらえない視聴者はシラけて離れていくだけだと分かっているのだと思う。

 ダウンタウンも、番組スタート直後こそ、ディレイ放送を視聴者に分からせるためにピー音で遊んでいたけれど、テーマであるワケあり一般人たちとのトークが始まればプロになる。安全運転と脱線を繰り返しながら、1時間番組を1時間で収録するという、ひと昔前の当たり前をきちんとこなしていた。

 ヒロミも、ダウンタウンやウッチャンナンチャンらと同じ、80年代後半から台頭した「お笑い第3世代」の1人。テレビ界では「ザ・ベストテン」などの数ある歌番組や「8時だヨ!全員集合」「スーパージョッキー」「夕やけニャンニャン」「オールナイトフジ」のような生バラエティーがたくさんあり、この世代は生放送の経験が豊富だ。収録を長時間回して、面白いところを1時間に編集する今のバラエティー制作では考えられないけれど、彼らは1時間の番組を1時間で作るお笑い濃度を肌感覚で知っている。民放が生放送に回帰する中、初めて、もしくは久しぶりに生放送を手掛けるテレビマンにとって、ヒロミは「任せて安心」(民放ディレクター)な存在になっているようだ。

 せっかくMCを任されているのに、台本を意識しすぎて手カンペから顔を上げない若手に味気なさを感じてしまう第3世代視聴者からすると、あれこれやらかしてきた世代のヒロミがあっという間に今のテレビになじみ、生放送の即戦力として個性を発揮しているのは頼もしい。

 ポテンシャルと言ってしまえばそれまでだが、結局、踏んできた場数なのだと思う。こちらの記憶が確かであれば、ヒロミの若き全盛期、深夜の生バラエティーで台本片手に進行し、激怒してフレームインした大物プロデューサーから「台本見ながらやるな」とカミナリを落とされたのを見たことがある。慣れてちゃっちゃとこなしている生意気盛りという雰囲気だったのもこの時代っぽい。ヒロミは驚いて棒立ちしていたし、大物はむかむか怒っているし、生放送で目撃したプロの厳しさに感動した。

 ヒロミに限らず、上司から「まじめにやれ」と怒鳴られている若手アナウンサーとか、生放送で怒られている人は当時そこそこいて、そんなことで干されたり、バッシングの総攻撃が来るなんてこともない時代だった。テレビ界に今より余裕があり、表現もずっと寛容だった時代。生で失敗しながら磨けた生放送力でもあると思う。今回の4月改編でどの局より「生」に大きく舵を切ったフジの亀山千広社長は「テレビは生き物。視聴者と一緒に呼吸するメディアでなければ」と意気込むが、生で磨くしかない生放送力を持っている制作、タレントは多くはないと思う。いいタイミングで再ブレークしたヒロミが重宝されるのも、ちょっと納得なのである。

【梅田恵子】(ニッカンスポーツ・コム/芸能記者コラム「梅ちゃんねる」)

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