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歌手で女優の酒井法子(44)が18日発売の「新潮45」で“自分自身”について赤裸々に語っている。
「芸能界はさみしさの王国」と題した全9ページの対談。アイドル評論家の中森明夫氏を相手に複雑な家庭環境で育った過去から、覚醒剤逮捕や離婚を経た現状、そして結婚観まで質問ひとつひとつに“本音”で答えているのだ。
中森氏は発売されたばかりの自著「寂しさの力」(新潮新書)の中で、〈酒井法子には「自分」がない。からっぽだった。からっぽになることでしか生きてはこられなかった〉とつづっている。
のりピーは自分を“からっぽ扱い”した相手の取材オファーに応じたわけだが、「まさか受けてくれるとは思わなかった」と中森氏。28年ぶりの再会をこう振り返る。
「ズケズケと聞く中で、彼女が最も戸惑った表情を見せたのが、“母親といったら誰の顔が一番最初に浮かぶか”という質問でした。のりピーには4人の母親がいる。生みの親、育ての親にあたる伯母、そして父親の再婚相手と再々婚相手。母の存在ひとつとっても複雑な家庭環境で育っているわけです。答えたくてもすぐに答えられないという表情には悲哀が表れていた。見かけの華やかさとは異なり、生き馬の目を抜く芸能界ではハングリー精神や心に秘めた寂しさが原動力になる。近年の芸能界で群を抜いて壮絶な人生を歩んでいるひとり。あのような事件を起こし、大バッシングを受け、芸能界復帰に対する世間の風当たりは強い。もっともな意見です。ただ孤独と寂しさを抱えるからこそ、酒井法子は芸能界でしか生きられない。あの表情を見て、改めて実感しました」
この対談はバレンタインデーを数日後に控えた時期に行われ、のりピーは2粒入りの高級チョコを持参し、スタッフや関係者ひとりひとりに手渡しで配ったという。
「デビュー当初からファンを大事にするアイドルとして有名でした。だからこそ、のりピーのファンは独特の熱心さを持っている人が多い。15歳でデビューしたにもかかわらず、女優としては『ひとつ屋根の下』『星の金貨』と2作のドラマしか代表作がない。歌は『碧いうさぎ』ぐらいです。女優と歌手の肩書は看板倒れであり、のりピーというキャラクターだけで成功した唯一無二の存在。40代半ばで美貌を保っていることからも、僕にとって普遍性をもったアイドルです。同じような思いを抱くファンはたくさんいる。それこそが酒井法子の強みです」
また結婚する? 「いや……面倒くさい。もういいや」。そして、今は「幸せ」とも語ったのりピー。芸能界でしか生きられない“碧いうさぎ”の内面が垣間見えるインタビューだ。