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3月20日から22日にかけて、国内最大規模のアニメ見本市「AnimeJapan 2015」が東京ビッグサイトにて開催された。一般公開日の2日日である22日、アニメ・ビジネス方面に関する話題を多く扱う「セミナーステージ」にて、「地域とアニメとイベント 今までの『マチ★アソビ』とこれからの『マチ★アソビ』」と題されたステージが催された。
「マチ★アソビ」とは、アニメ制作会社ufotable徳島スタジオがプロデュースするイベントであり、徳島県徳島市で毎年春と秋の年2回(2010年と2011年は春、夏、秋の年3回)開催されている。「マチをアソビつくす」をテーマに掲げており、その内容は特定のサブカルチャーに特化したものではなく、地域の魅力やコンテンツを生かしたものとなっており、いわゆる一般的な「アニメ系イベント」とは一線を画している。しかし、その規模は年々拡大しており、2009年10月10日から12日まで開催された初回では2万1000人だった参加者も、2014年10月11日から12日には5万5000人に増加。最も成功した町興しイベントの一つと言っても過言ではない。
そして、きたる5月3日から5日にかけて、今年も「マチ★アソビ」が開催されるということで、改めて「マチ★アソビ」の歴史を振り返りつつ、サブカルチャーと町興しの関係について見つめ直すトークセッションが行われた。
壇上に上がったのは、「マチ★アソビ」総合プロデューサー・近藤光氏と、徳島アニメ大使を務める声優・中村繪里子、新人声優・江原裕理の3人。江原は、福岡県北九州市にあるアニソンコラボカフェ「マチ★アソビ CAFE」のアルバイトから、スタッフの推薦により2014年に声優デビューしたという、「マチ★アソビ」から生まれた新世代の声優である。そんな「マチ★アソビ」に縁浅からぬ3人は、これまでの思い出を絡めつつ「マチ★アソビ」の歴史を振り返る。
中でも印象的だったのが、県外からの「マチ★アソビ」参加者が増えたことで県内の宿泊施設が不足するようになったため、新たなホテルの建設が始まったというエピソードである。単なる街とサブカルチャーのコラボイベントという枠を超えて、「マチ★アソビ」が地方経済にも大きな影響を与え始めていることに、観客席からも驚きの声が上がった。
そして今年5月に「マチ★アソビ vol.14」が開催されるということで、現在予定されているイベントが発表された。…