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大貫妙子とバンドネオン奏者・小松亮太、15年の親交を経てアルバム『tint』を制作

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大貫妙子とバンドネオン奏者・小松亮太、15年の親交を経てアルバム『tint』を制作

 大貫妙子とバンドネオン奏者・小松亮太、15年の親交を経てアルバム『tint』を制作

 日本のポップ・ミュージックにおける女性シンガー&ソング・ライターの草分けのひとりで、その独自の美意識に基づく繊細な音楽世界、飾らない透明な歌声で、多くの人を魅了している大貫妙子。一方、アルゼンチン演奏家協会などから表彰されるなど、タンゴというジャンル自体をも背負う世界的バンドネオン奏者であり、鬼気迫る情熱的なプレイと意欲的な作曲活動からも目が離せない小松亮太。この2人がオリジナルニューアルバム『tint』を制作中であることが分かった。
 
 【その他の画像】大貫妙子
 
 15年来の親交を経て、お互いに尊敬しあう二人が、それぞれの個性を出し合い、融合させて、書き下ろし新曲3曲を含む10曲を、ジャンルを超えた上質の歌と音楽で届ける。
 
 2000年の大貫妙子アルバム『ensemble』収録の「エトランゼ~etranger」のレコーディングで、大貫が当時デビュー直後の小松亮太を指名し、セッションをしたのがきっかけで、以来2人は15年来の親交があり、かねてからアルバム制作の構想はあったが、機が熟し遂に実現の運びとなった。大貫妙子が関わるニューアルバムとしては、2010年11月発売の大貫妙子&坂本龍一『UTAU』以来、実に4年半ぶりの作品。気鋭のアーティスト小松亮太とのコラボレーションの妙にも期待が高まる。
 
 5月20日(水)ソニー・ミュージックレーベルズより発売される『tint』(ティント)。アルバムタイトルは、色彩の配合や濃淡のことで、大貫妙子と小松亮太の二つの個性の重なり合いを表している。
 
 特に注目されるのは書き下ろしの新曲3曲だ。昨年秋にNHKラジオ深夜便『深夜便のうた』としてオンエアされ好評を博した「愛しきあなたへ」、2008年10月にビルボードライブ東京で初披露された大貫妙子と小松亮太の合作第1弾の「ホテル」、そしてタンゴの名曲「最後のコーヒー」には大貫妙子が原詞に敬意を表して新たに日本語詞をリファインしてレコーディングする予定だ。
 
 大貫妙子の代表曲「突然の贈りもの」も2人のコラボレーションで収録、大貫妙子と坂本龍一の名曲「Tango」も小松亮太の本格的タンゴアレンジで新たな命を吹き込まれるだろう。
 
 現在2人は札幌の名スタジオとして名高い「芸森スタジオ」にてレコーディング中。大貫妙子の前作『UTAU』もレコーディングされたスタジオで、静謐な深い森の空気が音楽に溶け込むような素晴らしいセッションが連日行われているという。…

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