【モデルプレス】女優でモデルの杏が、着物姿で初の挑戦を試みた。
　
　【さらに写真を見る】杏が声を吹きこむ主人公・お栄／杏、初挑戦にしっとり着物で気合い
　
　映画「百日紅 ～Miss HOKUSAI～」（5月9日公開）で初のアニメ声優を務める杏。同作は、浮世絵師・お栄が、父の葛飾北斎や仲間たちと自由闊達に生きる姿を江戸の四季とともに描いた爽快浮世エンターテインメント。主人公・お栄を杏を演じ、北斎を松重豊が担当するなど豪華キャストが結集したことでも話題を呼んでいる。
　
　◆初のアニメーション声優　入念の役作りで挑む
　
　アフレコを終えた杏は、演じたお栄の魅力を「独り立ちをする女性が少ない中で、絵を描く女性として、自分の意志でものを作り出していく姿がすごく素敵だなと思いました」と紹介。今作がアニメーションの声優初挑戦となった彼女は「今まで経験のないことだったのでアプローチ方法も手探りでした」と苦戦したことを明かしながら、「普段お芝居をしていても、衣装に身を包むことによって声のテンションや気持ちが変わってくるのを感じているので、声のお仕事でもお栄と同じ着物に身を包んで演じた方がもしかしたらいいのかなという想いでアフレコには着物でのぞみました」と気合いを入れ、役づくりにこだわった。
　
　好きなシーンには、明け方の朝焼けのシーンをあげ「青と白と朱色の空のグラデーションが、まさに浮世絵の背景に描かれている色だなと思いました。アニメーションの中にどんどん浮世絵の色や絵が入ってきているところが好きです」とコメント。「私もこれから作品が完成していくのを待っている一番のファンでもあります」と完成を心待ちにしている。
　
　◆活気あふれる江戸の街や人を描き出す
　
　監督を務めるのは「河童のクゥと夏休み」や「クレヨンしんちゃん」シリーズなど、大人が泣けるアニメーション作家として定評のある原恵一氏。自身が敬愛してやまない杉浦日向子の「百日紅」を初の長篇映画化し、活気あふれる江戸の街や人々、浮世絵の世界を現代に甦らせる。
　
　キャストには杏や松重のほか、濱田岳、高良健吾、美保純、清水詩音、筒井道隆、麻生久美子、立川談春と日本を代表する演技派・個性派が出演。さらに入野自由、矢島晶子、藤原啓治の実力派声優の三人が脇を固める。（modelpress編集部）

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