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光明皇后が総国分尼寺として創建した奈良市の法華寺で29日、樋口教香住職(62)の就任を披露する晋山式が行われた。代々皇族や公家出身者が後を継いでおり、一般出身者の就任は初めて。
樋口住職は本尊の十一面観音像の前で「久我高照門跡の遺言で指名され、住職の重責を継承する」と決意表明した。
樋口住職は神戸市出身で高野山尼僧学院(現・高野山専修学院尼僧部)卒。前住職の久我門跡が2011年に死去し、門跡を空席にしたまま、樋口門跡代行が住職に就任するよう寺則が改められた。