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人気アニメ「機動戦士ガンダム」シリーズの生みの親として知られる富野由悠季監督(73)が、自ら監督を務める新作「ガンダム Gのレコンギスタ」の26日から順次放送される最終回で声優に初挑戦することが23日、分かった。富野監督は、井荻翼(いおぎ・つばさ)という名義で声優を務め、レギュラー陣のアフレコ終了後に、トリとして収録を行ったという。
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「ガンダム Gのレコンギスタ」は、「機動戦士ガンダム」の35周年記念作品の一つで、富野監督が同シリーズの長編作品を制作するのは、2005~06年に3部作として公開された劇場版アニメ「機動戦士Zガンダム」以来8年ぶり、テレビシリーズは「∀ガンダム」以来15年ぶり。ファーストガンダムの宇宙世紀の次の世紀となる「リギルド・センチュリー」を舞台に、軌道エレベーターを守る組織のキャピタル・ガードのパイロット候補生ベルリ・ゼナムの冒険を描かれている。
◇富野監督の最終回に向けたコメント(原文まま)。
ガンダムを使って脱ガンダムをするというテーマを自分の中に据え置きながらも、それができたのは“戦争の起源”を考えたからです。戦場で生き死にをしなければならなくなった兵士やパイロットたちは、お互いに憎悪はありません。戦争が起こり、そのような局面に直面せざるを得なかったから、戦ったにすぎないのです。
ですから、兵器という殺しの道具や戦場そのものがなくなってしまえば、一人のパイロットも普通の人になります。それは古今東西の戦場の真理です。
ですから、なぜ戦争が起こるのかといえば、その背景に政治や経済の問題があるからなのです。政治家たちの考え方次第ともいえるのです。そして今回の戦争は、大規模なテロであったのかも知れないのです。このような考え方を知って欲しい、と、次の世代の少年少女たちに申し伝えたいのです。