「ＣＨＡＧＥ　ａｎｄ　ＡＳＫＡ」のＣｈａｇｅ（５７）が５年ぶりにテレビの音楽番組に出演する。３１日放送のＴＢＳ「ＵＴＡＧＥ！春の祭典　あの大ヒット曲を歌い踊る宴の２時間ＳＰ！」（後９・００）で、番組アシスタントのＡＫＢ４８渡辺麻友（２０）と自身の代表デュエット曲「ふたりの愛ランド」をコラボレーションするなど３曲を熱唱。番組ＭＣのＳＭＡＰ中居正広（４２）との再会を喜び「番組に呼んでくれてありがとう」と笑みを浮かべた。

　ライブなどを中心に活動したため、テレビの音楽番組への出演は自身が司会を務めたＴＢＳ「Ｍライブ」の最終回（２０１０年３月２３日）以来５年ぶりとなったが、軽妙な話術は健在。一夜限りのコラボレーションを楽しみ「カバーやコラボは緊張する」と語る共演アーティストには「ライブだと思えば大丈夫。まず自分たちが“音”を“楽しもう”」とアドバイスした。

　Ｃｈａｇｅは１９９０年代に大ヒットしたスピッツの名曲もカバーし、後輩アーティストとコラボ。最後に中居の「どうしても聴きたい！」という要望に応え、デビュー前の１９歳の時に作ったという名曲を披露する。

　ＣｈａｇｅはＮＭＢ４８山本彩（２１）のギター伴奏をリクエスト。「女性のギター１本で歌うのは人生初」という番組ならではの貴重な場面となる。

　相棒のＡＳＫＡ（５７）は覚せい剤使用などで執行猶予付きの有罪判決が確定。昨年７月の保釈後、千葉市の病院に入院し「条件反射制御法」と呼ばれる最新の治療を受けた。その後、群馬県内のリハビリ施設に入寮し、今年１月に退寮。現在は都内の自宅などで治療を続けている。

　ＣｈａｇｅはＡＳＫＡの更生を待ちながら、新バンドツアーやディナーショーなどを開催。共演した谷村新司（６６）が「Ｃｈａｇｅが元気で歌っているのがうれしいよ」と口にしたほど、共演者に笑顔を届けた。