HKT48が22日、沖縄・宜野湾市海浜公園野外劇場で「HKT48全国ツアー～全国統一終わっとらんけん～」の追加公演を行い、4月22日発売の新曲『12秒』を初披露した。　昨年9月からスタートしたHKT48初の全国ツアー「HKT48全国ツアー ～全国統一終わっとらんけん～」。

　AKB48グループとしては、沖縄県での単独コンサートはAKB48に続き2度目となるが、開演前の囲み取材では兒玉遥が「沖縄はずっと来たかった場所」と話せば、宮脇咲良は「全国ツアーが決まった時にみんなで絶対に『沖縄に行きたいね』と話していました」と初の沖縄公演の喜びをあらわにした。

　また、これまでのツアーで各地の方言を覚え、公演で披露してきた田中美久が「沖縄の方言をちゃんと覚えて頑張りたい」と言えば、指原莉乃は「沖縄のみなさんにパワーをぶつけて“沖縄48”を作れるぐらいHKT48を人気にしたい!」と意気込んだ。

　2200人の観客が集まる中、メンバーたちは全27曲をパフォーマンス。ステージは人気シングル『桜、みんなで食べた』で幕を明け、地元・沖縄出身のSPEEDの『Body&Soul』を披露したり、沖縄バージョンとしてアレンジされた楽曲では三線やエイサーも登場し、会場を盛り上げた。　アンコールではWセンターを務める兒玉や宮脇をはじめとした選抜メンバーが水兵をモチーフにしたデニム生地のセーラーカラーの制服姿で登場し、新曲『12秒』を初お披露目。

　同曲はファーストキスをテーマにしているが、兒玉が「この『12秒』はキスの時間のことだったんです！」と明かせば、HKT48のシングル曲では初のセンターを務める宮脇は「はるっぴと新しい16人でステキな楽曲を作っていければ」と意欲をみせた。　今回選抜復帰となる村重杏奈は「選抜として歌えて本当にうれしいです」、植木南央はうれしさのあまり「選抜に戻ってこられてスゴくうれしいです」と涙ながらに語った。

　なお、6月6日に地元・福岡のヤフオク！ドームで開票イベントが行われる「第7回AKB48選抜総選挙」の話題になると、一昨年1位、昨年2位の指原は「（総選挙には）出るかどうか決めていない」としながらも、「せっかく決まったのでHKT48メンバーが1人でも多く選ばれたら」。矢吹奈子は、「総選挙出たい！出ます！」と出馬宣言した。