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シンガーのLOVEが、恒例のライブイベント「今日ここにいるという事」を3月12日、新宿BLAZEにて行った。
【チケット情報はこちら】
「今日ここにいるという事」通称「今日ここライブ」は、“今日ここにいるという事”を大切に想いながら歌を楽しむ、温もりのあるライブイベント。出演者は、先輩、後輩を問わず、LOVEが直接オファー。2012年春に大阪でスタートし、4年目を迎える今年は大阪にくわえ、「LOVEの今日ここ東京にいるという事」と題し、初めて東京で開催された。先んじて3月7日に大阪で行われたライブには、THE ALFEEの坂崎幸之助、Chage、矢井田瞳、たむらぱんらが出演し、大盛況。この日行なわれた東京公演は、吉田山田、セカイイチの岩崎慧を迎えて行われた。
チケット代の一部と会場での募金で、毎年、福島県相馬市の小学校の新一年生に文房具をプレゼントしていることもあり、イベントを学校に見立てて、第1回から出演しているLOVEと岩崎は4年生、初出演の吉田山田は1年生と紹介。その流れから3組による『1年生になったら』でイベントをスタート。和気あいあいとしたムードでステージにも客席にも笑顔があふれた。
続いては、それぞれがソロステージを披露。岩崎はクラシックギターを抱え、自身がボーカルを務めるバンド・セカイイチの『Kids Are Alright』や『ぷれぜんと』で美声を響かせた。さらにLOVEがコーラスで参加すると、ふたりでファレル・ウィリアムスの『HAPPY』をカヴァーし、大きな盛り上がりとなった。吉田山田は、大ヒットを記録した『日々』を始め、新曲『逢いたくて』、シングル曲『約束のマーチ』など、優しさが詰まった歌声を披露。会場には感動の涙が広がった。
そして、トリでLOVEが登場。今年3月にリリースした最新アルバム『ひかりのゆくへ』に収録されている『光』でスタートすると、震災前の景色を歌った『Another Home』、鍵盤の弾き語りで新曲『春の歌』などを熱唱し、「このイベントは、最初に文房具を贈った1年生が卒業生になる6年目を目指して続けていきたい」とイベントの継続を約束した。最後は、3組で再び登場し、スピッツの『チェリー』をセッション。サビを観客と一緒に何度も合唱し、一足早く春を届けた。
LOVEは、初のひとり弾き語りワンマンライブツアーを開催中。ファイナルは、4月3日(金)東京・SHIBUYA TAKE OFF 7にて。チケット発売中。
取材・文:門 宏