2015年UCIトラック世界選手権が、2月18~22日にフランス・パリ近郊のサン・カンタン・アン・イブリーヌで開催される。120年以上の歴史を持つ同選手権で生まれた数々の記録をひもといていこう。 ・1993年の初開催以降、メダルを獲得したのは38カ国。 ・最多メダル獲得を誇る選手は、フランスのアルノー・トゥルナン。1997~2008年の間にチームスプリント、1kmTTなどで金メダル14個、銀メダル3個、銅メダル2個を獲得している。 ・続く記録を持つのはイギリスのクリス・ホイで、金11個を含む全部で25個のメダル。また、フランスのフロリアン・ルソーが金10個を含む16個のメダルを獲得している。 ・日本の中野浩一は1977~86年にスプリントで10連覇し、金メダル10個を獲得した。 ・女子の最多メダルは、オーストラリアのアンナ・メアーズ。2003年以降、金メダル10個、銀メダル8個、銅メダル5個の計23個を獲得し、現在も現役である。 ・これに続くのが、1994~99年に活躍したフランスのフェリシア・バランジェ。金メダル10個、銀メダル1個手に入れた。 ・第3位はイギリスのビクトリア・ペンデルトンで、2005~12年の間に金メダル9個、銀メダル5個、銅メダル1個獲得した。オーストラリアのリッチー・ポート(チームスカイ)が、2月18~22日に開催されるポルトガルのステージレース、アルガルベ一周に参戦することがチームから発表された。 ポートは今季開幕から好調で、1月にはオーストリアTT選手権で優勝、ツアー・ダウンアンダーでは最難関のウィランガ・ヒルのステージを制し、総合でも2位に入った。 アルガルベ一周ではチームスカイ移籍1年目の2012年に総合優勝を挙げており、3年ぶり2度目の制覇を目指す。 コースはポートのようなオールラウンダー向きで、ベルキンから3年ぶりにチームスカイに復帰したラルスペテル・ノールダウグをはじめ、ゲラント・トーマスらがアシストに回る。 また平坦ステージではアンドリュー・フェン、ベン・スウィフトらがステージ優勝を狙う。 ◆2015年アルガルベ一周 チームスカイ出場メンバー イアン・ボズウェル(アメリカ) アンドリュー・フェン(イギリス) セバスチャン・エナオ(コロンビア) ラルスペテル・ノールダウグ(ノルウェー) リッチー・ポート(オーストラリア) サルバトーレ・プッチョ(イタリア) ベン・スウィフト(イギリス) ゲラント・トーマス(イギリス)