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◆オープン戦 ソフトバンク2─4巨人(12日・ヤフオクドーム)
巨人・村田修一内野手(34)が、打撃不振から2軍に降格することが12日、決まった。ソフトバンク戦後に、首脳陣から無期限での再調整を言い渡された模様だ。27日のDeNAとの開幕戦(東京D)で、1軍メンバーから漏れる可能性が出てきた。
【写真】2軍調整中の内海、1軍復帰は6月?
ついに“鬼指令”が下った。この日の試合では2回無死二、三塁で中前へポテンヒットを放ち、4日の日本ハム戦(札幌D)以来、6試合ぶりの打点をマークした。だが、6回1死一、二塁の好機では右飛に倒れた。打率1割5分6厘。貧打の象徴となっており、2軍でのやり直しを命じられた。
今季の巨人は「真っすぐには、めっぽう強い打線を作る」というテーマのもと、体感速度160キロの打撃マシンを練習に導入。昨秋、そして今春のキャンプで徹底的に打ち込み、打力アップを目指した。だが、キャンプ終盤の実戦で凡打が続く村田に対して、指揮官は「スイングがチームで一番弱い」と指摘。3月のオープン戦を前に「スイングに強さが戻らなければ、試合では使わない」と厳しい発言をしていた。約2週間の猶予を与えたが、期待した結果は得られなかった。
原監督の理想とする4番は、あくまで村田だ。今でもそれは変わらない。大田が左太ももの肉離れで離脱。阿部は14日の西武戦(西武プリ)から1軍に合流するが、昨年が不振だっただけに、万全の信頼を寄せるまでには至っていない。村田の復活こそ待望しており、ひいてはリーグ4連覇への近道でもある。
開幕に向けての調整期間であるオープン戦のさなか、主力選手が故障以外で2軍落ちすることは異例と言える。村田は「とにかくやるだけです」と語ったが、屈辱だろう。しかし、指揮官の“荒療治”を乗り越えなければ、先はない。(水井 基博)