社会そのほか速
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理解できるファンからの懐疑的な声
武藤嘉紀を獲得するというオファーがチェルシーからあったことをFC東京が認めた。様々な反応があったが、果たして武藤はビッグクラブへの移籍をすべきなのか。移籍情報をスクープした英国人記者が論じる。
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チェルシーとFC東京が武藤嘉紀の移籍で合意に達したと聞いたとき、日本サッカーを評論している私でも驚いたと言わざるを得ない。
プロの世界に信じられないほど迅速に適応した武藤は、疑いようのないすぐれた才能を持つ選手だ。しかし、中位のJリーグクラブからプレミアリーグ次期王者への飛躍は頻繁に起こるようなことではない。
私がこの移籍情報リークしたものは信用できる情報筋からだったが、この話の妥当性を疑う理由はなかった。そのため、フットボールチャンネルにこのニュース(http://www.footballchannel.jp/2015/04/06/post81156/
)を掲載した。この移籍の噂を広めることは、個人や仕事としての興味本位ではなく、報道する価値があるものだと感じたからだ。
記事に対する全般的な反応は、予想通り疑惑と否定の声が多く聞かれた。武藤は少し前まで大学に通い、昨年Jリーグにデビューしたばかりの選手である。“エイプリルフール”もしくは“エイプリルフールネタに引っかかった”という反応には少し戸惑ったが、スクープを狙うフットボールジャーナリストの記事が必ずしも実現するわけではなく、人々が懐疑的になったとしても不思議ではない。
私の記事が掲載されて3日後、FC東京は公式発表を行い、移籍に関する話題は大きな反響を呼んだ。
スポンサーからの要求。本当か?
日本人選手が欧州へ移籍するときには必ず騒ぎが起こる。しかし、今回はチェルシーだ。現代のフットボール界で最も成功を収めている金満クラブの一つと日本サッカー界の新しい象徴が契約すること以上に大きなことはない。
もちろん、「武藤がロンドンへ移ってもプレーできない」または「移籍が実現したとしてもクラブの市場戦略が主な理由だろう」、という皮肉的な見方はある。しかし、恐れていることが完全に解消されていない一方で、この移籍にただ抗議することは少し単純すぎやしないだろうか。
横浜ゴムがチェルシーに日本人選手と契約するよう働きかけたという考えは、スポンサーが持つ影響力を買いかぶりすぎているかもしれない。…