社会そのほか速
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フランス戦で競り合う川澄(右)=9日、ポルトガル・パルシャル(AFP=時事)
【ビラモウラ(ポルトガル)時事】6月に開幕するサッカー女子ワールドカップ(W杯)カナダ大会前哨戦のアルガルベ・カップに臨んだ日本代表(なでしこジャパン)は、1次リーグで1勝2敗に終わり、11日の9位決定戦に回った。
デンマーク、フランスに体格差を生かされ、2敗した戦いは、攻撃の組み立てに乏しかった。9日のフランス戦では中盤で圧倒され、得意のパス回しを発揮できず、宮間(岡山湯郷)が繰り出す縦パスも通らなかった。佐々木監督は「世界のレベルは上がっている。日本の立ち位置も分かった」と振り返った。
守備でも、人数をかけて相手を囲い込むあまり、逆サイドが空く欠点も目立った。佐々木監督は「50分を過ぎると落ちる。スタミナが必要」と指摘した。DF熊谷(リヨン)は「球際や局面でもっと激しくいかないと」と反省。第1戦のデンマーク戦では、GKとDFの連係不足もあった。宮間は「ズレも多い。意識がなければ改善はできない」と言い切った。
収穫は代表初得点を決めた横山(長野)、ゴール前で体を張れる菅沢(千葉)ら新顔が活躍したことぐらいだ。本番まで3カ月。宇津木(モンペリエ)は「駄目なところは出し切り、できないことをあやふやにしたくない」。アイスランドとの最終戦で、課題克服への道筋をつけられるか。