社会そのほか速
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実に36年の時を経て、ボスマン判決に匹敵する判決が生まれた。ドイツ紙『キッカー』など複数のメディアが報じている。
マインツの元GKであるハインツ・ミュラーは昨年6月に同クラブとの契約が満了し、36歳という年齢もありフリーの身となっていた。しかし、同選手はその後クラブと永久的な契約を結ぶよう要求。ドイツ裁判はこの要求を認めた。
サッカー界では、1997年のボスマン判決によってクラブは契約を延長したサッカー選手の所有権を主張できないことが認められた。今回のケースはボスマン判決の真逆となり、引退に近づいた年齢が契約延長後もクラブとの契約を延長する権利を主張したものだ。
今回の裁判を担当したルス・リッパ裁判官は「サッカー選手も、その他の労働者と同様に、一つのクラブに2年以上契約を満了した場合、その後も永久的な契約を結ぶ権利を持っている」と判断した。この判決に対しマインツの弁護士であるクリストフ・シックハルトは「サッカー選手は他の労働者とは異なる」と反発している。
加齢によってパフォーマンスが変動するサッカー選手にとって、この判決は大きな意味を持つ判決となる可能性が高い。ボスマン判決以来の衝撃が欧州サッカー界に駆け巡ることになりそうだ。