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日本代表DF内田篤人が所属するシャルケと、レアル・マドリードに所属するドイツ代表MFサミ・ケディラが来夏の移籍で合意に至ったとスペイン紙『マルカ』が報じた件で、ドイツ紙『ビルト』が続報を伝えている。
まず『マルカ』によると、10日に開催されたチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦セカンドレグで両クラブが対戦した際、その試合前と後にシャルケの首脳陣がケディラと面会。その場で獲得することが決まったという。また『ビルト』に対しシャルケのクレメンス・テンニース会長は「我々は初の話し合いを行った。再び元気なケディラが我々を助けてくれると信じている」と、極秘に会談したことを認めている。
しかし、まだ解決しなければならない問題は多い。
ブンデスリーガ第25節でシャルケは、MF細貝萌とMF原口元気の所属するヘルタ・ベルリンに2-2と引き分けてしまい、その順位は5位と前節から変動はなかったが、CL出場権を自動的に獲得できる3位ボルシアMGとの勝ち点差は5に開いてしまった。このままではCLプレーオフに出場できる4位でさえも危うく、欧州最高峰の舞台に出場できない状態を果たしてケディラが納得できるのか、疑問が残る。
2つ目は、800万ユーロ(約10億2000万円)とシャルケで最も高い給料を稼ぐガーナ代表MFケヴィン・プリンス・ボアテングの行方。同クラブの財政状況を考えると、ケディラとボアテング両方の給料を捻出することは不可能に等しい。もし前者獲得を目指すのならば、同時に後者を売却しなければならない。
そして3つ目。同選手は2013年の前十字じん帯断裂以降、以前に比べ圧倒的に負傷の回数が増加。この春で28歳になるケディラが今後どれだけ五体満足に働けるのか、その不安は少なくない。
そこでドイツ西部の地域紙『デア・ヴェステン』は「シャルケとケディラは合致するのか?」というテーマで読者アンケートを実施。同クラブを愛するコアなファンは、この件について様々な意見を寄せている。
それを見ると、「シャルケはこれまで、高価で、年齢が高く、よく負傷するスター選手を何人も集めてきた。できるだけ自分たちの育成組織から選手を育てるほうがいいのでは?それが可能であることを、レアル・マドリード戦でユース出身の選手たち自身が証明してくれたのだから」や、「(スポーツディレクターの)ホルスト・ヘルト氏は正しい。ケディラはシャルケに合う!なぜならシドニー・サム、チネドゥ・オバシ、デニス・アオゴ、K・P・ボアテングなど、ヘルト氏は負傷しやすい選手を多く集めてきたからね。…