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支配下契約つかんだ苦労人「ぶっちゃけエイプリルフールかと思いました」
ソフトバンクは3日、育成選手だった細山田武史捕手を支配下登録したことを発表した。2014年から育成選手として再出発を図った苦労人の努力が実を結んだ。
「ぶっちゃけエイプリルフールかと思いました。求められることは守備の面だと思っている。失点を減らすこと。守りがしっかりしていれば、攻撃に転じることが出来ると思う。点数を取らなければ、負けることはない」
同日、西武戦が行われた西武プリンスドーム内で記者会見を行った細山田は、こう意気込みを語った。エディソン・バリオス投手に続く今季2人目の支配下への“昇格”。そのまま出場選手登録され、西武戦のベンチに入った。
なぜ、このタイミングでの支配下登録になったのか。その裏側には、チームにとっての不測の事態が大きく関係していた。
開幕時、ソフトバンクで支配下登録されていた捕手は、開幕1軍に入った鶴岡、斐紹、拓也に加え、高谷、細川、ルーキーの栗原の6人だった。楽天などは5人体制のため、特段に少ないわけではないのだが、不運は重なった。
不運が続いたソフトバンクの捕手陣
正捕手の細川が宮崎キャンプ中に右手親指を骨折し、現在は復帰へ向けてリハビリ中となっている。そして、次代の正捕手候補として期待されている斐紹は、今季初先発だった開幕3戦目のロッテ戦(29日、ヤフオクドーム)で左ひざを負傷。検査の結果、左膝内側側副靱帯の部分断裂と診断され、長期離脱を余儀なくされた。
オフの合同自主トレ中に腰を痛めたルーキーの栗原は、まだ2軍戦にも出場していない。実質、1軍でプレー出来るのは鶴岡、高谷、拓也だけになった。
ソフトバンクは、4月2日のオリックス戦(ヤフオクドーム)で先発の東浜を登録する枠を空けるために、捕手の枠を1つ減らさざるを得ず、拓也の登録を抹消。4月7日からの週は4試合しかなく、東浜は“投げ抹消”となるのだが、拓也は規則上、10日間は出場選手登録を出来ない。緊急事態に備える捕手3人体制に戻すためには、支配下選手を増やさなければならなくなったという側面があった。
早大から2009年に横浜(現DeNA)入りした細山田。ルーキーイヤーから88試合に出場し、横浜の正捕手候補として期待されたが、2012年は1度も1軍に昇格できなかった。2013年には血行障害を発症。完治したものの、1軍に上がることなく、戦力外通告を受けた。…