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WBC世界バンタム級タイトルマッチ(16日、大阪府立体育会館)WBC世界バンタム級王者の山中慎介(32)=帝拳=は、同級7位で挑戦者のディエゴ・サンティリャン(27)=アルゼンチン=と対戦。7ラウンド36秒、左ストレートを炸裂させ、KO勝利を収めた。2試合ぶりのKO劇で8度目の防衛に成功した。山中はこれで25戦して23勝無敗2分け、17KOとした。
“神の左”で山中がKO防衛だ。1ラウンド、会場が「山中」コールに包まれる中、チャンピオンは右のジャブをうまく使いながら、得意の左ストレートを上下に打ち分け相手を揺さぶった。試合を優位に進めると、残り10秒のところで左ストレートがサンティリャンの顔面をとらえる。クリーンヒットではなかったものの、挑戦者は鼻から出血。試合は完全に山中のペースとなり、軽快なステップで間合いをはかりながら、右ジャブを顔面に当て左ボディで何度もぐらつかせた。
4ラウンド終了後の公開採点では、40-36とジャッジ3人全員が山中が優勢の判定。そして迎えた6ラウンド1分53秒、左ストレートがサンティリャンの顔面を完ぺきにとらえ、ダウン奪った。続く7ラウンド36秒、右アッパーとのコンビネーションから左ストレートを一閃。相手のあごをとらえると、サンティリャンは尻もちをついてダウン。相手の戦意を完全に喪失させる一撃で、山中がKO防衛を果たした。
試合後、山中は「序盤からジャブが効いていたし、動けていた。それでも12ラウンドで倒せばいいと思ってじっくり戦いました」と余裕の表情で試合を振り返った。KOの場面は「タイミングはドンピシャだった。もう立ち上がれないだろうと思った」と語る自賛の一撃だった。