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ミランは25日、セリエA第32節でウディネーゼと対戦し、敵地で1-2と敗れた。内容的にも納得いかない敗戦に、フィリッポ・インザーギ監督は激怒している。
ダービーをドローで終え、ヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得のために、3試合ぶりの白星を目指していたミラン。だが、立ち上がりから積極的なプレーを見せたウディネーゼに2点を先行され、終了間際にFWジャンパオロ・パッツィーニが1点を返したとはいえ、精彩を欠いたままミランは敗れた。
無様な姿をさらしたミランは、29日のジェノア戦まで、ミラネッロの練習場で合宿を行うことを決定した。インザーギ監督は試合後、イタリア『スカイ・スポーツ』で次のように述べている。
「ひどい試合だった。私は選手たちの姿勢にとても失望しており、大きな怒りを感じている。我々はEL出場を争っているんだ。そして、尊厳をかけて戦っているんだからね。ウディネーゼはチャンピオンズリーグ決勝を戦っているようだったが、我々は違った。サポーターと会長に謝罪する」
「チームがこういうプレーをしているときは、まず監督に責任がある。私にまず責任があるんだ。だが、我々は腕まくりをし、水曜のジェノア戦でうまくやらなければいけない」
あまりの不甲斐なさに、指揮官の落胆と怒りも大きい。ミランを愛するインザーギ監督は、ミランにふさわしい姿勢を見せなければいけないと強調した。
「意欲も力もないような、こんな完全なる停滞があるとは思わなかった。ダービー後に少し光が消えてしまったんだ。難しいよ。我々は試合へのアプローチを間違えた。前半を0-0で終えられてラッキーだったくらいだ。ロッカールームで分からせようとしたが、こういう結果になってしまった」
「今季初めて、前半が終わったときに10人を交代させたいと思ったほどだ。だが、それでも変わらなかっただろう。これほど落胆したのは今季初めてだよ。我々はこんな姿をさらしてはいけないんだ。ジェノア戦ではミランのユニフォームにふさわしい選手が出場する」
(C)Goal.com