社会そのほか速
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
ヤンキースの開幕投手を務める田中将大投手(26)の右肘の回復について米メディアは依然として疑問を投げかけている。元レッドソックスのエースで殿堂入りを果たした解説者のペドロ・マルチネス氏(43)は1日、「田中は1年を通して健康な状態でいることはできないだろう」と発言して話題となっている。
オープン戦最終登板の3月31日のツインズ戦で7安打、3失点だった田中の投球を見たマルチネス氏。地元ラジオ局に出演し警鐘を鳴らした。
「彼は今もヘルシーな状態でないと断言できる。速球を投げるのにためらいがあり、変化球がハンギング(すっぽ抜けて)している。肘に負担をかけないようにしている。それに去年のような球速がない。1年間ずっと健康な状態でいられるためには魔法のようなトリックが必要だ」
マルチネス氏は全盛期には100マイル(160キロ)近い速球にスライダー、チェンジアップでマーリンズのイチロー外野手に「完璧な投手」と言わせた男。2009年ワールドシリーズでの松井秀喜氏との名勝負でも知られる。通算219勝で今年野球殿堂入りを果たした。
米スポーツ専門局ESPNは「マルチネスは常に一歩先に行き、ゲーム全体を高いレベルから見ることのできる投手だった。そのマルチネスが言うのだから傾聴に値する」とした。
ニューヨーク・タイムズ紙(1日付)も、「センセーションを巻き起こした去年のような投球を期待することは難しいだろう」と悲観的だ。
一方、田中は「右肘は問題ない。キャンプを通じてやろうとしてきたことができた。準備はできた」と体調に自信をみせている。6日(日本時間7日)のブルージェイズとの開幕戦(ニューヨーク)でマルチネス氏の鼻を明かすことができるだろうか。