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◇パ・リーグ 西武3-3ソフトバンク(2015年4月24日 ヤフオクD)
一つのミスも許されない中継プレーだった。12回無死満塁。高谷の打球は左翼線寄りで、定位置より後方の飛球。西武は左翼手の斉藤から遊撃手の金子侑、捕手の炭谷と渡って三塁走者の川島を完全ブロックし、絶体絶命のピンチをしのいで引き分けに持ち込んだ。田辺監督は「みんなの何とかしたいという気持ちがつながった」と称えた。
【写真】川島がタッチアップで本塁を狙うも、捕手・炭谷の好ブロックでタッチアウトに
3人の判断がかみ合った。まず、斉藤がダイレクト返球では間に合わないと考えた点。そして中継の金子侑は、斉藤からの球が少し三塁ベース側に流れたために返球方向と走者の走路がかぶっていたが、バックホームが走者に当たる可能性を頭から消した。「変に(送球を)ずらしたら駄目。自分の中で一番いい球を返そうとだけ思った」。最後は炭谷。逆に金子侑の送球は三塁走者で見えなかったが「いちかばちか、三塁走者の動きを見て、ブロックしてからボールを捕る」ことを選んだ。返球が見えたのは走者のスライディング後。「金子が本当にいい球を投げてくれた」と話した。
12回裏。勝利が消えた時点で、右翼に熊代を入れ、斉藤を左翼に回したベンチワークもはまったビッグプレーだった。