社会そのほか速
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OP戦で当たりに当たっている福田、今季こそブレイクなるか
ついに開花か。中日・福田永将内野手(26)がブレイクの兆しを見せている。17日現在、オープン戦通算21打数11安打、3本塁打、10打点。打率5割2分4厘と当たりに当たっている。
プロ8年間で通算23安打。昨季も12打席に立ったのみだが、経歴は華やかだ。横浜高では入学直後からベンチ入り。2学年上で現ロッテの涌井秀章とバッテリーを組んだ。2006年春のセンバツでは主将を務め、全国制覇を経験。高校通算49本塁打の強打を引っ提げ、同年の高校生ドラフト3巡目で中日に入団した。
将来の4番候補とも期待されたが、ここからが回り道の連続だった。1年目は出場機会がなく、オフに現GMの落合博満監督が打力を評価して捕手から内野手にコンバート。2009年にはプロ初打席初本塁打デビューを飾ったが、1軍に定着しきれなかった。
2012年には高木守道前監督の方針で捕手に再コンバート。試合中に命じられ、高校時代にも経験のない二塁を突然守らさせられた試合で本塁打を放つなど、強引な起用にもめげることなく自己最多の49試合に出場した。
「言われたところでやるだけです」、ひた向きに努力を続ける26歳
しかし、肝心の打撃で打率1割7分6厘とアピールに失敗。わずか1年で内野手に逆戻りしたが、昨年4月に1軍に昇格した際もチーム事情でミットを持参。強みになるはずの「捕手経験者」の肩書に振り回され続けてきた。
プロ9年目。今季結果が出せなければ、立場が危うくなってもおかしくない。森野やルナから一塁のスタメンを奪うのは容易ではないが、右の代打は手薄だ。通算4本塁打のうち、3発を代打で記録と一振りで結果を残してきた実績もある。
昨年11月に結婚。春季キャンプで土井正博臨時打撃コーチに助言を受け、取り組んできた打撃改造にも一定の成果が出た。ここまでの8年間、「言われたところでやるだけです」と再三のコンバートにも黙々と努力を重ねてきた。紆余曲折を経てようやくつかみかけたチャンス。「背番号55」には今年こそ自ら狙いを定め、確固たる居場所をつかんでほしい。