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広島の黒田博樹投手(40)が14日に放送されたTOKYO FM「TOYOTA Athlete Beat」に出演。日本復帰を後押しした意外な要因などを語った。
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俳優の藤木直人(42)がインタビュー。今季8年ぶりに古巣に復帰を決めたことについて「こっちに帰って来ずに野球人生終わるとどこかで後悔するんじゃないか」という思いがあったことと、広島ファンの熱い思いに心を打たれたことなどが決断の決め手になったと話した。
特に印象に残っているというのは、FA権を取得した06年の10月16日(中日戦)、広島ファンが広島市民球場のスタンドに掲げた「我々は共に闘って来た 今までもこれからも… 未来へ輝くその日まで 君が涙を流すなら 君の涙になってやる Carpのエース 黒田博樹」という横断幕。黒田は「今まで野球史上ああいうことってなかなかなかったので、心に残ったというか、そういう気持ちを受けたので、それが最後の最後まで残っていたという気がしますね」と振り返った。
そうしたファンへの思いがあるだけに、今季自身が復帰したことでファンを喜ばせたいという気持ちは人一倍強い。「こうやって僕が帰ってきてファンの人たちにいい思いをして欲しい、カープファンで良かったって少しでも思ってもらえたら」。
さらに古巣復帰を後押しした意外な要因として、福山雅治(46)の曲が心に響いたことを挙げた。「去年たまたま広島にいるときに福山雅治さんのコンサートに行かせていただいて。『少年』って曲を聴いた時、すごく自分にかぶるような気がした。その時はアメリカに残るか広島に戻るか、自分の中でいろんなことを探していた時期。その曲は自分の中では今回の決断を後押ししたという意味で、そこまではいかないかもしれないですけど、タイミングよく聴けたなって思いますね」。
「『本当の自分』だけをずっと探していた」「何が『本当』かわからないまま」「いま以上これ以上期待しすぎるからいつも自分に裏切られて」。そうした歌詞がちょうどその時の境遇にマッチしたのかもしれない。
すっかり黒田に魅了された藤木は「今年俺はカープ男子でいく」と宣言していた。この日放送された黒田のインタビューは前編。21日の後編では日米の野球の違いやヤンキースの秘話などを語る。