社会そのほか速
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
初被弾、初四球はあったものの、安定感のある投球を披露
メジャーリーグから8年ぶりに広島に復帰した黒田博樹投手が15日、本拠地マツダスタジアムのオリックス戦で、オープン戦2度目の先発マウンドに上がった。8日の“日本復帰戦”は打者13人を39球で抑えるパーフェクト投球を披露した右腕。この日は6回5安打2失点4奪三振。初被弾や初四球はあったものの、安定感のある投球でクオリティースタート(QS、6回以上を自責3以内)。随所に黒田らしい投球を見せた。
この日も初回から快調に飛ばした。1番・平野への初球は内角へ食い込むカットボール。1球で一ゴロに仕留めた。2番・安達にもカットボールを使って1ボール2ストライクと追い込むと、最後は内角高めへのツーシームで詰まらせて遊ゴロ。昨季、さらに、パ・リーグ首位打者の3番・糸井も一ゴロ。アウトはすべてゴロで、わずか10球で3者凡退に打ち取った。
すると、その裏に広島打線は1番・鈴木、2番・菊池の2者連続ホームランで2点を先制。この日は黒田を援護した。
2回、黒田はブランコをツーシームで三ゴロに打ち取ると、中島は低めへの145キロの直球で空振り三振。しかし、Tー岡田には初球のカーブをライト前に運ばれた。これが8年ぶりに日本で浴びたヒットに。しかし、初のセットポジションでも落ち着いた投球は変わらず、続くヘルマンは追い込んでから130キロのスプリットで空振り三振に仕留めた。この回も12球と球数の少なさ変わらず。
3回は坂口にツーシームをセンター前に運ばれ、初めて先頭打者の出塁を許す。続く伊藤へのカウント1ー1からの3球目は内角へ食い込む強烈なツーシーム。伊藤は自打球を左足に当て、ベンチに下がった。交代した斎藤は外角へのスライダーで空振り三振に仕留め、二盗を狙った坂口を石原が刺してゲッツー。平野にはライト前ヒットを許したが、安達は中飛で無失点に抑えた。
その裏、広島打線は丸、グスマンのホームランなどで7点を追加。援護に恵まれないことが多い黒田だが、この日は序盤で大量点をもらった。
味方打線の長い攻撃が終わって迎えた4回。黒田は先頭の糸井にレフト前に運ばれると、ブランコに初球をレフトスタンドに運ばれる。ツーシームが真ん中高めに入った失投によるオープン戦初失点に思わず苦笑いを浮かべた。
しかし、ここから落ち着いた投球を続ける。いずれもツーシームで中島を三ゴロ、Tー岡田を一ゴロ、ヘルマンを遊ゴロに仕留めて、傷口を最小限に食い止めた。…