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サッカー日本代表の新監督に就任することになったバヒド・ハリルホジッチ氏(62)。昨年のワールドカップ(W杯)ブラジル大会では複数の布陣を駆使するなど多彩な戦術で、下馬評の低かったアルジェリアを初の決勝トーナメントに導いており、日本代表でも手腕が期待される。
ブラジル大会ではベルギー、韓国、ロシアと同組だった1次リーグを1勝1分け1敗の2位で突破。決勝トーナメント1回戦でドイツと延長戦の末に惜敗したが、優勝国を最も苦しめたチームとして称賛された。堅守速攻をベースに4試合全てで基本布陣を変え、ベルギー戦から2戦目の韓国戦では先発を5人替えるなど、柔軟で幅広い戦術が持ち味だ。
日本はブラジル大会で、代表監督の経験がないザッケローニ監督の下で1勝もできずに惨敗した。日本協会はその反省から、求める監督の資質として「W杯での経験」を挙げており、母国以外のチームを16強に導いたハリルホジッチ氏の手腕は条件に合致する。
また、コートジボワールを率いた際はFWドログバらを生かして攻撃的なチーム作りを進めた。本大会前に解任されたが、W杯南アフリカ大会予選を8勝4分け、計29得点6失点という成績で突破させている。
他の有力後任候補には現職監督もいたが、欧州などは5月までリーグ戦の最中で、日本協会関係者は「シーズンが終わってからこじれてやっぱり駄目だったとなると最悪。できればクラブ監督は避けたほうがいいという話になった」と言う。ハリルホジッチ氏が現職ではなく、早期契約が可能な状態だったことも協会にとって追い風となった。【大島祥平】
◇サッカー日本代表新監督選任の経緯◇
<2月>
3日 アギーレ前監督の契約解除を発表
6日 日本協会の技術委員会で監督候補5人程度をリストアップ
8日 霜田正浩技術委員長が出国
12日 理事会で一連の監督問題を議論も処分なし
大仁邦弥会長、原博実専務理事、霜田技術委員長が給与を自主返納
21日 霜田技術委員長が帰国
22日 技術委員会でハリルホジッチ氏が有力候補に
25日 大仁会長と霜田技術委員長が会談
26日 霜田技術委員長が本格交渉のため出国
<3月>
4日 霜田技術委員長が帰国。大仁会長がハリルホジッチ氏と基本合意したことを大筋で認める