社会そのほか速
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群雄割拠の3歳牡馬戦線に、また“スター”が誕生した。皐月賞TRフジテレビ賞スプリングSは、キタサンブラックが抜群のレースセンスでGI馬など強豪を封じ込めた。
1000メートル通過62秒6の超スロー。これが中山、ともいうべき器用さが求められる流れのなか、直線で早め先頭から抜け出すお手本のようなレースぶりを見せた。
これで連勝は『3』に伸び、「直線はコースにたくさん鳩が止まっていて、物見するような場面もあったけどね。毎回毎回、関東に運んできてもらって、いつも上手にクリアしてくれるね」と、余裕残しのVに北村宏騎手がニッコリ。
そして、ジョッキーに負けないくらい、表彰式でファンの声援を集めていたのが北島三郎オーナーだ。
スタンドからの「サブちゃん、ダービーも勝てるよ!」との声に満面の笑みで手を振った大スターも、無傷のTR制覇に興奮を隠さない。
「自分のことだとまずアガらないんだけど、馬のことになるとダメだね。(馬主席から)どうやって階段を降りたか覚えていないもの」と照れ笑い。
“キタサン”の冠号でおなじみで、馬主歴は実に42年目だ。有名人オーナーの草分けといっていい大御所だが、GI制覇はまだないだけに、ブラックへの期待は無限大だ。
「北海道の牧場で初めて見たときに、何というか、スターの顔、目つきをしていたんだ。こんなに気分がいいこともない。皐月賞当日は、競馬場で歌っちゃおうかな」
国民的スターの秘蔵っ子も参戦と、いよいよ役者がそろった3歳牡馬クラシック。ハイレベルな第一幕・皐月賞はどんな決着を見るのだろうか。 (内海裕介)