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川崎対名古屋の試合を視察するため等々力陸上競技場を訪れたハリルホジッチ監督
文=青山知雄
翌日に初のメンバー発表を控えた日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督が、18日に行われたヤマザキナビスコカップ予選リーグの川崎フロンターレ対名古屋グランパスの一戦を視察。3-1で名古屋が勝利した試合で、川崎は大久保嘉人、名古屋は永井謙佑と川又堅碁がゴールをマーク。3人のストライカーがそろって指揮官の熱視線に応えた。
樋渡群通訳の運転する車でスタジアムへ訪れた同監督は、会場入りした際に川崎の風間八宏監督と談笑するなど和やかムード。試合後の取材対応はなく、無言で等々力を後にしたが、注目していたストライカーのそろい踏みには目を細めたはずだ。
試合は川崎が12分に大久保のヘディング弾で先制。だが、当の本人は内容にも結果にも納得言っていない様子で、「今のチームには点が取れる雰囲気があまりない。もっと厚みのある攻撃をしないと。代表監督が見に来ていても関係ない。この試合でワールドカップのメンバーが決まるわけじゃないし、いつものプレーを何試合も見てもらえれば」と険しい表情を崩さなかった。
対する名古屋は42分、高い位置でボールを奪うと、ショートカウンターから矢野貴章が右クロス。これをファーサイドでフリーになっていた永井が巧みに相手DFの前に足を出してダイレクトボレーで同点に。永井は終了間際にも正確な左クロスで川又のダメ押しゴールをアシストするなど、自慢のスピードを武器にピッチを走り回って持ち味を存分に発揮した。ミックスゾーンでハリルホジッチ監督の視察について聞かれると、「しっかりゴールを決めてアピールするしかない。チームで結果を出すことで、そういう舞台に立てるようにしたい」と代表入りに意欲を見せた。
また、この試合が今シーズンの公式戦初先発となった川又は2ゴールの大活躍。49分に田口泰士の右CKに頭で合わせ、GKに弾かれたボールを自ら詰めて逆転に成功。さらに終了間際の88分には永井のクロスからダメ押しゴールを叩き込んだ。本人は「こういうチャンスをモノにするかどうか。強い気持ちで試合に臨んだ」と思いの丈を語りつつ、「1点目はしっかり詰めることができたけど、最初のヘディングで決めなきゃいけない。2点目は永井さんのクロスとニアで潰れてくれたノヴァ(ノヴァコヴィッチ)に感謝ですね」とコメント。代表入りについて聞かれても、「他にも決めなければいけないチャンスがあった。そういうところをしっかり決め切れれば」と浮かれることなく表情を引き締めていた。
明日19日、いよいハリルホジッチ監督が選ぶ初めての日本代表メンバーが発表される。先週末、J1の全9試合をチェックしたという指揮官の目に留まった選手は果たして……。
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