社会そのほか速
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北海道日本ハムファイターズでプロのキャリアをスタートさせた大谷翔平は、1年目(’13年)に投手で3勝、打者で3本塁打を記録。2年目を迎えた昨年は投打の軸としてチームの柱に成長した。投げては11勝(チームの勝ち頭)、打席では10本塁打という金字塔を打ち立てた。シーズン開幕にあわせてフォトブック『大谷翔平 二刀流』も発売される本人は“3年目の進化”を冷静に見る。
――プロ2年目にして日本球界初の11勝、10本塁打。近代野球史では「野球の神様」と言われたベーブ・ルース氏(当時レッドソックス)が、’18年に13勝、11本塁打を記録して以来の大記録を達成されました。率直に、手応えは感じましたか?
大谷:はい。1年目より確実に手応えを感じるシーズンでした。投手としても野手としても、出場機会も増えましたし、成績面で言えば良かったなと思っています。
――プロ1年目と2年目を比較したとき、最も大きな違いはどこに感じましたか?
大谷:一番大きかったのは「技術的な進歩」だと思います。あとは全体の流れを掴めたこと。1年間やってみて、(ペナントレースは)どのくらいの長さを戦って、どのくらいのペースでやればシーズンを乗り切れるか、というのを理解しながら体感できたのも大きかったです。
――「慣れ」は非常に大きいと思いますが、技術的な進歩について聞かせてください。まずは投手として。1年目と2年目を比較すると、どのあたりに技術的な進歩を感じていたのですか?
大谷:日々の練習や試合のなかで、自分の目的がはっきりと見えてきました。技術的には、投球動作をひも解くと、キャッチャー方向にステップして、自分の体重や持っているものをしっかりとボールに伝える作業が上手くできたかなと思います。あとはランナーの有無に関わらずセットポジションにしたことで、動きをコンパクトにしたこともプラスに作用したかと思います。
取材・文/小島克典(スポーツカルチャーラボ) 撮影/中條未来
※3/17発売の週刊SPA!「エッジな人々」では大谷翔平選手のロングインタビューを掲載中