ちょっと小腹がすいたな~って時に頼りになるコンビニのホットスナック。最近は各チェーンが新メニュー開発に力を注ぎ、バリエーションが増加。手軽で、味のクオリティもかなり本格的になっている。
【画像】メタボ不可避!なホットスナック丼
…ならば、そのまま白ご飯の上にのせて“丼”にしても間違いなくうまいはず!
そこで今回はセブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートの大手3社で発売されているホットスナックの中から計16種を持ち寄り、月間約200万PVを誇る人気グルメブログ『イエス!フォーリンデブ★』の執筆者、フォーリンデブ★はっしーさんとともに、激ウマの組み合わせを探ってみた!
―では、「米・食味鑑定士協会」が認定する「お米ソムリエ」(米・食味鑑定士)の資格も持ち、“オンザライス・プロフェッショナル”を自任するはっしーさん、ポイントは!?
はっしー 僕はコンビニのホットスナックを週に3、4回は食べていますが、今回重要なのは何が白ご飯との“架け橋”になるかということ。揚げ物の油分や肉汁は米との“つなぎ”になるので、それが多いほうがご飯とホットスナックがマリアージュ(結婚、組み合わせ)しやすいんですよ。
例えば、メンチカツはあふれ出る肉汁が米粒を優しくコーティングしてくれるので、汁気が少ないコロッケよりもオンザライスに適しています。
―さすが炭水化物のスペシャリスト。意外と奥が深いです! では、さっそく銀シャリとのベストマッチングを教えてください。
はっしー まず、今回の一番のお気に入りはファミマのプレミアムフランクですね。僕も予想外でしたが、ひと噛(か)みすると、じゅわ~っとギトギトの肉汁が染み出てきて、すぐに白ご飯も口に放り込みたくなる。エロささえ感じます(笑)。肉汁、米、肉汁、米の無限ループ…これはハマっちゃいますよ。う~ん、デブリシャス!
―おお! 本当においしいと思った時にしか発しないという最上級の賛辞“デブリシャス”をいただきました(笑)。
はっしー 同じくファミマのファミチキも間違いなくデブリシャス! 単体でももちろんおいしいのですが、これはもう白ご飯に合わせるために開発されたんじゃないかと思うほどの絶妙な汁気と肉感です。
ファミマのプレミアムフランク
ファミリーマート/190円
パリッとした皮が弾けるプリプリした食感がたまらない! 肉々しさ、ジューシーさ、軟らかさの3拍子がそろい、米との相性はサイコー!
ファミチキ
ファミリーマート/170円
白ご飯にピッタリの絶妙な汁気と肉感。衣のスパイシーさもアクセントに。骨なしで食べやすいのも◎
―ここまで、肉感がバッチリ楽しめる組み合わせですね!
はっしー あと、ローソンのゲンコツメンチは中身の構造があっぱれ! 肉が2層になっていてガブリとかぶりつくと到達する中心部は、半固形で軟らか~く仕上げてあるんです。だから歯応えもあり、口溶けもしやすいから白ご飯が進みます。
―確かに! ゲンコツメンチの肉汁はソースとの相性もパーフェクトかと!
はっしー でも、肉ものならなんでもご飯に合うというわけではなく、例えばローソンのからあげクンなどはそれ単体ではハイレベルで完成しているのですが、油分や肉汁など白ご飯への“架け橋”要素に乏しいため、オンザライスには向かない。
―なるほど~。
はっしー また、コロッケなどは汁気が少なく、ジャガイモの“重さ”も米との相性を悪くしがちですが、例えばファミマのファミコロは薄めの形で、白ご飯のお供に向いています。同じくファミマのハッシュドポテトも内部にほどよく隙間があって重すぎず、口の中で米と合体しやすいですね。
―単品としての完成度が高くても、米との呼吸がバラバラではダメ。はっしーさんのアドバイスを参考に、さっそくキミもレッツ・オンザライス!
ゲンコツメンチ
ローソン/154円
厚みがあって肉も粗挽きなのに、軟らかめに仕上げてあって口溶け感もいい。黒こしょうもイイ仕事をしている。これは白ご飯が進む!
かきフライ(3個)
ファミリーマート/210円
カキの風味がしっかり生きている。マヨネーズがあれば米との相性はなおよし
(取材・文/昌谷大介、東賢志(A4studio) 撮影/五十嵐和博)