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浦安はFリーグの意地を見せ、3連勝で決勝ラウンド進出を決めた [写真]=山脇美紀
8日、PUMA CUP 2015 第20回全日本フットサル選手権大会の1次ラウンド3日目が行われ、13日から始まる決勝ラウンド進出チームが確定。前日に突破を決めていたフウガドールすみだ、府中アスレティックFC、デウソン神戸に加え、グループCのペスカドーラ町田、グループDのバサジィ大分、グループEの浦安が1位通過。シード枠の名古屋オーシャンズとシュライカー大阪を合わせた8チームがノックアウト方式で日本一を懸けて争う。
1次ラウンド最終日のこの日、兵庫会場で戦うグループEの浦安は、連勝で広島エフ・ドゥ(中国地域代表)との試合に臨んだ。勝利すればグループ突破が決まるという戦いに広島も強い気持ちでぶつかってくるが、試合は浦安がペースを握る。5分に左サイドの小倉勇のシュートが相手DFに当たってゴールへと転がり、先制に成功。11分にも小倉がFKを決めてリードを2点に広げた。一方の広島は14分に田中健次郎が左サイドからシュートを突き刺し1点を返したが、18分に浦安の加藤龍馬に決められ、3−1で試合を折り返した。
後半、25分に小宮山友祐の追加点で浦安がリードを広げたが、広島も田中が決めて食い下がる。そして2点を追い掛ける広島はここからパワープレーを開始し、相手を押し込んでいく。しかし30分に“パワープレー返し”から逆にゴールを奪われると、その後も得点を重ねられ、終わってみれば9-2で浦安に軍配が上がった。
「(Fリーグで)優勝して歴史を変えるという使命感を選手みんなが持っていて、その気持ちが例年以上に強さかっただけに、反動も大きかった」(米川正夫監督)と、浦安は2週間前に行われたFリーグのプレーオフ2ndラウンドでの敗戦で一度、失意を味わっていた。ただ、「1週間ほど休息を取り、タイトルをつかむというモチベーションをもう一度作れた」と、気持ちを切り替えて大会に臨み、確実に3連勝を収めた。
グループFは、エスポラーダ北海道、メンバーオブザギャング(東海地域第2代表)に勝利し1位が確定していた神戸がバルドラール浦安セグンド(関東地域第2代表)と対戦。神戸は守備の要である鈴村拓也、山元優典を温存しながらも、相手の攻撃を受け止め逆にチャンスを作り出していく。スコアが動いたのは11分。渡井博之がボール奪取から左サイドを駆け上がると、相手DFをかわしてゴールネットを揺らし神戸が先制した。
一方の浦安セグンドも反撃を開始すると、14分に岡田彬伸がゴールライン際からシュートを放つと相手DFに当たってコースが変わり同点に追い付いた。後半に入っても試合を先行したのは神戸。25分に日永田祐作が今大会初ゴールを挙げて勝ち越すと、その後は神戸が試合のペースを握っていく。ただ28分にも決定機を演出したが原田浩平のシュートを枠を捉えられず、神戸サイドには嫌なムードが漂い始めていた。
そして1点差のまま時計が進んでいくと、試合は一転して浦安セグンドが攻め込む展開となる。すると34分、田中優輝が値千金の同点ゴールを決め、試合は振り出しに戻った。その後、勝利を狙う浦安セグンドはフィールドプレーヤーの大橋勇太をGKと交代してパワープレーを始めたが、最後までスコアを動かせず。地域チームが意地を見せる形で試合は2-2で決着した。
神戸は、手痛い引き分けを喫したものの、「このチームは決勝まで行けば何かが起こせる。そこに向けて一つずつ勝利していくだけ」(小川亮監督)と初優勝を目指して決勝ラウンドでの躍進を誓った。
終わってみればFリーグ勢が順当に駒を進めた1次ラウンドだったが、神戸が浦安セグンドに引き分けるなど、大会は3日目に少しばかりの波乱があった。グループBではゾット 早稲田 フットサル クラブ(関東地域第1代表)がアグレミーナ浜松に勝利する“下克上”を果たし、グループDではFC mm(関東地域第3代表)が大分に一時は5点をリードされる中でも引き分けに持ち込むなど、関東リーグ勢がFリーグを相手に存在感を示した。
大会は13日、舞台を国立代々木競技場第一体育館に移して決勝ラウンドが開戦する。果たして、20回目の記念すべき大会で日本一の栄冠を勝ち取るのはどのチームだろうか。
文=MARIKO
文・写真=山脇美紀
PUMA CUP 2015 第20回全日本フットサル選手権大会 1次ラウンド
2015年3月8日(日)
会場:エコパアリーナ(静岡県)
<グループA>
10:00 ヴォスクオーレ仙台 2-1(2-0、0-1) 徳島ラパス
12:15 フウガドールすみだ 12-1(5-0、7-1) トロブラボ富山
<グループB>
14:30 府中アスレティックFC 7-1(3-1、4-0) セットスター和歌山
16:45 アグレミーナ浜松 3-4(1-1、2-3)
会場:舞洲アリーナ(大阪府)
<グループC>
10:00 湘南ベルマーレ 8-1(5-1、3-0) 名古屋オーシャンズサテライト
12:15 ペスカドーラ町田 4-2(2-1、2-1) SWHフットサルクラブ
<グループD>
14:30 ヴォスクオーレ仙台サテライト 2-5(0-2、2-3) 池田誠商店
16:45 バサジィ大分 5-5(4-0、1-5) FC mm
会場:神戸市立中央体育館(兵庫県)
<グループE>
10:00 サウージ ワサダ 2-3(2-2、0-1) ディヴェルティード旭川
12:15 バルドラール浦安 9-2(3-1、6-1) 広島エフ・ドゥ
<グループF>
14:30 エスポラーダ北海道 7-2(3-1、4-1) メンバーオブザギャング
16:45 デウソン神戸 2-2(1-1、1-1) バルドラール浦安セグンド
<グループA順位>
1位 フウガドールすみだ 勝点9(+17)
2位 ヴォスクオーレ仙台 勝点6(+1)
3位 徳島ラパス 勝点3(-3)
4位 トロブラボ富山 勝点0(-15)
<グループB順位>
1位 府中アスレティックFC 勝点9(+12)
2位 ゾット 早稲田 フットサル クラブ 勝点6(±0)
3位 アグレミーナ浜松 勝点3(+2)
4位 セットスター和歌山 勝点0(-14)
<グループC順位>
1位 ペスカドーラ町田 勝点9(+7)
2位 湘南ベルマーレ 勝点6(+8)
3位 SWHフットサルクラブ 勝点3(+2)
4位 名古屋オーシャンズサテライト 勝点0(-17)
<グループD順位>
1位 バサジィ大分 勝点7(+19)
2位 FC mm 勝点4(-1)
3位 池田誠商店 勝点3(-9)
4位 ヴォスクオーレ仙台サテライト 勝点3(-9)
<グループE順位>
1位 バルドラール浦安 勝点9(+21)
2位 広島エフ・ドゥ 勝点4(-2)
3位 ディヴェルティード旭川 勝点4(-7)
4位 サウージ ワサダ 勝点0(-12)
<グループF順位>
1位 デウソン神戸 勝点7(+2)
2位 エスポラーダ北海道 勝点6(+6)
3位 バルドラール浦安セグンド 勝点2(-2)
4位 メンバーオブザギャング 勝点1(-6)
※各グループ1位チームが決勝ラウンドへ進出
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