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歴史ある学生街・高田馬場で愛される名画座「早稲田松竹」とは?
学生街・高田馬場の一角に、今年で創業64年を迎える老舗映画館「早稲田松竹」があります。今では数少ない名画座(旧作映画を主体に上映する映画館のこと)で、一度閉館となりながらも、復活をとげた過去があるそうです。そんな「早稲田松竹」の支配人・菊田さんに、これまでの歴史や高田馬場という街について伺いました。
――映画館のこれまでの歴史について教えてください。
菊田さん「昭和26年に、当初は封切館(新作映画を初めて上映する映画館)として開業しました。昭和50年より二本立てを専門とする名画座として親しまれましたが、平成14年3月に一度休館を迎え、その年の12月に再オープンとなり、現在に至ります」
――長い歴史があるんですね。“再オープン”されたのは、どういった経緯だったんですか?
菊田さん「閉館した際、早稲田大学の学生さんが中心となり、“早稲田松竹復活プロジェクト”として署名活動などをしてくれたんです。そこで場所や施設は以前のまま、内装を少しリニューアルして再オープンとなったんですよ」
――ファンの愛情で復活したんですね! ではお客さんも、やはり学生さんが多いのでしょうか?
菊田さん「どちらかというと、大人の方が多いかと思います。年配の常連さんは、大学時代に観に来られていた方が、50代位になってもいらしているということが多いみたいですね。先日は、昔早稲田に住んでいて、50年ぶりに来たとおっしゃる方がいらしたんです。“まだあったなんて。よく頑張って続けてこられましたね”と言われて、そういうのがあるとやっぱりうれしいですよね」
――歴史があるからこその、すてきなお話ですね。では、高田馬場という街についてはどんな街だと思われますか?
菊田さん「やはり学生街なので、飲食店が多くて、学割や大盛りサービスなど学生さんに優しいサービスが多いと思います。新宿区ですが、都心の新宿より離れているので、派手さはないけど安心して住める街だと思いますよ。もともと地元の方っていうのは少ないので、あまり個人商店はなく、チェーン店が多いかなと思いますね」
――若い方が多いのですね。それでは最後に、高田馬場へ住むことを考えている学生さんへメッセージをお願いします。
菊田さん「高田馬場に住まれた際には、ホームシアター感覚でぜひ『早稲田松竹』へお越しください。当日限り有効の外出証で出入りは自由なので、学生さんは授業の時間に合わせて、一度抜けたりしながら鑑賞されていますよ。若い方はあまりなじみがない言葉かもしれませんが、“二本立て”だと自分が知らなかった映画にも出会えると思います。学割を使えば2本で1100円ですし、通常の映画館と比べると行きやすいですよね。映画はやっぱり、大きな画面と迫力ある音響と共に観ると違うものです。近くは通るけどいらしたことがないという方も、お時間があるときにぜひいらしてください」
――ありがとうございました!
歴史ある学生街・高田馬場。この街に暮らし、街を見続けてきた映画館でさまざまな映画と出会い、新しい自分を発見しながら学生時代を過ごしてみるのも、すてきではないでしょうか。
≪取材協力≫
早稲田松竹映画劇場
http://www.wasedashochiku.co.jp/
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