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JR東日本は3月3日、“移動する現代アートの美術館”をコンセプトにした、写真家・蜷川実花氏デザインによる「GENBI SHINKANSEN/現美新幹線」を導入すると発表した。運行開始時期は2016年春以降を予定している。
「GENBI SHINKANSEN/現美新幹線」は、世界最大規模のアートイベント「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」が開催される新潟エリアに、首都圏や海外、さらには地元の人にも楽しんでもらえる新しいコンテンツとして提案するもの。カフェ空間やキッズスペースなども設置することで、「のってたのしい列車」になるという。
特に「現代アート」については、「全席ミュージアム空間」とした車両とし、いままでの列車の空間デザインの枠を超えた旅の時間を提供。併設するカフェのメニューについても「地元や地域の食材」を活用した内容を予定している。
車両は新幹線用車両のE3系(6両編成)を改造。蜷川氏が手がける外観デザインはまだ公開されていないが、列車自体をキャンバスに見立て、外観に「長岡の花火」を描き出す大胆なデザインを行う予定だ。
運行線区は新潟エリア(越後湯沢~新潟間)を中心とした上越新幹線区間。臨時列車として土休日を中心に年間120日程度の運転を予定している。
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