社会そのほか速
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拙著(『心に残る人になる たった1つの工夫 「ありがとう」の手書き習慣』)を読んでくださった方から、こんなご質問をいただきました。
Q)「手書きのコミュニケーションを実践したいと思いつつ、忙しくてなかなかできません。吉戸さんは、いつ書いているんですか?」
お会いして名刺交換をしたら、できるだけ早く書く(その方が気持ちが温まった状態で書けますから)が基本です。
たとえば、たくさんの人に会う日の例をあげると……
■朝
(前夜遅くに書いて、朝投函するつもりの)お礼状がバッグに入っているか確認。人にたくさん会うことがわかっているので、新しいカードと切手をバッグの中のお手紙ポーチに補充(※ポーチにはいつも数枚入っています)。
■午前中
新しいプロジェクトの打ち合わせと名刺交換。5枚くらい名刺を受け取る。
→移動の電車の中、次の予定の間にランチで入ったカフェで注文がくるまでの間などで書く。次の仕事場所に行く途中でポストがあったので、即投函。
■午後
大勢の人が参加するパーティーで名刺交換。30枚くらい名刺を受け取る。住所記載がない方もいるので、お礼状を送れるのは25名くらい。
→次の約束の前に一旦自宅に戻ることがわかっていたので、そこで書く。戻らずカフェなどで時間を過ごす場合や移動時間が長い時は、その午前中同様の方法で書く。1枚、2枚なら、電車を待ちながら書くことも。今回は枚数が多いので座って書く。自宅でお礼状を書く。次の予定に向かいながら、自宅近くのポストに投函。
■夜
友人とディナー。顔見知りばかりで名刺交換の予定はなかったものの、お店で声をかけられて初対面の方とご挨拶&名刺交換。1枚なので、帰りのタクシーの中で書いて自宅近くのポストに投函。移動中に書けず家に戻って書くことになる場合は、翌朝投函にする(ポストに行く前に郵便が届くなどして、郵便局の方が自宅に来てくれた場合はお願いして預けることも)。
こまめに書いて、ためない。これがコツかもしれません。効率的すぎると感じられてしまうかもしれませんが、お会いした直後に書いた方が記憶も鮮明なので、気持ちも込めやすい気がします。名刺をためこんで時間だけが過ぎ、書きづらくなるより、短くても、まずはお会いできて嬉しかったという気持ちと、お時間をいただいたことへの感謝を伝えたいと思っています。
まずは、書くと決めること。次に、自分なりの続けやすい方法を探して仕組みにすることがポイントです。
(吉戸三貴)
【ガイド:All About News Dig編集部】