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5月1日より公開される人気アニメ『機動警察パトレイバー』の実写プロジェクト『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』の撮影に使用された、8メートルの実物大イングラムのデッキアップイベントが21日、東京・新宿で行われた。
実物大イングラムのデッキアップは、2014年3月の豊洲デッキアップを皮切りに、吉祥寺や中野、東京国際映画祭、東京マラソン2015といった東京都内、そして大阪・京都・名古屋・福島など、全国各地で開催。吉祥寺でのデッキアップでは、駅前に観客が殺到してしまい中止を余儀なくされたこともあったが、多くの観客が集まる一大イベントとして認知されている。
デッキアップイベントには、泉野明役の真野恵里菜、後藤田継次役の筧利夫、カーシャ役の太田莉菜、灰原零役の森カンナら主要キャストに加え、押井守総監督が登壇。さらに、この日のイベントは警視庁とのコラボレーションが実現し、女性白バイ隊の「クイーンズスターズ」や警視庁のマスコットキャラクター「ピーポくん」も応援に駆けつけた。
新宿駅前から歌舞伎町方向に抜ける目抜き通りの新宿モア4番街で行われたイベントには、約250人の観覧客が詰めかけ、イベントの開催をTwitterなどを通じて知ったファンが多数来場。登壇者を代表して筧が「全国各地で行われてきたデッキアップ。私がよく飲みに来る、演劇の聖地である紀伊国屋ホールのある新宿でできることを非常にうれしく思っております。デッキアップイベントは縁起物です。持ち上がった際にはレイバー様を神聖な気持ちでお迎えください」と筧節を披露すると、登壇者たちは失笑。さらに「若い頃からウロウロしていたところで、マイクを使った大音量で声を出せるということが、どれだけ幸せなことかわかるでしょうか? パトレイバーありがとう、東北新社ありがとう、思い出横丁ありがとう、テング酒場、ABCマートありがとう」と、ノリノリで演説を行い観客の笑いを誘った。
イングラムとともに全国各地のイベントに出動した真野は「新宿ピカデリーで、毎回舞台あいさつをしましたが、やっとここ新宿でデッキアップイベントができました」と感慨深げな様子。今回の長編でイングラムに立ちはだかる灰原零役を演じる森は「イングラムをいつもどうやって運んできているのか疑問に思いました」と率直な疑問をぶつけると大田が「腕は取っているみたいだけど、このまま運ばれてくるよ」と回答。…