
映画会社の株主になるなど投資が成功し、富豪になる“スター”が増えている中国芸能界の現状を、台湾メディアが報道した。趙薇(ヴィッキー・チャオ)、範氷氷(ファン・ビンビン)、黄暁明(ホァン・シャオミン)、李氷氷(リー・ビンビン)が、成功者の代表とのことだ。
台湾メディアの中国時報はヴィッキー・チャオと実業家の夫が24億元(約457億円)を投資し、「阿里影業(ALIBABA PICTURES)の第二株主になった」と報じた。2003年製作のヴィッキー主演映画『緑茶』の頃から、縁がつながっていた会社とのことだ。
またヴィッキーは、実兄が役員を務める映画会社「唐得影視」にも投資しており、「映画界、そしてビジネス界でも発言権のある重要な芸能人という地位を築いた」とのことだ。「唐得影視」はファン・ビンビンと張豊毅(チャン・フォンイー)という大物2人も投資しており、事業展開や内部事情に注目が集まっている。
続けて中国一のイケメンとされるホァン・シャオミンも、投資に熱心だという。『匹夫』、『中国合夥人』、『撒嬌女人最好命』といった主演作に出資。中国大手のエンタテイメントグループ「華誼兄弟(フアイー・ブラザーズ)の株主としてリー・ビンビン、馮小剛(フォン・シャオガン)監督らと名を連ねているのがシャオミンだ」という。
また台湾のアカデミー賞こと金馬奨で男優(俳優)賞を受賞した中国の実力派3人張涵予(チャン・ハンユー)、劉〓(リウ・イエ/〓は火へんに華)、黄渤(ホァン・ボー)は、映画『廚子戲子痞子』に出演したほか投資者にもなり、「製作会社と興行収入を分配する形式で参加した」とのこと。現時点で「2.7億元(約51億4000万円)の収入を記録しており、3人の懐が潤わない訳がない」と、伝えられた。
最後には「俳優は出演作品に投資すると、演技に積極的になる。それが良い効果となってヒットを記録し、収入につながる」という楊樹鵬監督のコメントも掲載。現在の中国映画界で生き残るのは、投資するお金と作品選びのセンスをいかに持っているのかという点にかかっているのかもしれない。(編集担当:饒波貴子)(写真は「CNSPHOTO」提供、2014年5月撮影)
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