社会そのほか速
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平成27(2015)年度北海道公立高校入学者選抜学力検査が3月4日に実施された。リセマムでは、道内で多数の学習塾を運営する練成会の協力を得て、学力検査の「英語」の講評と予想平均点、ボーダーラインを掲載。このほかの教科についても同様に公開する。
◆<英語>講評(練成会)
出題形式、リスニングの配点(15点)は昨年度と同じある。
大問2は昨年度よりやや難度が上がった。”Of course.”「もちろん」の”course”を書かせたり、”take care of”「~の世話をする」や”It ~ to ・・・.”「・・・することは~だ」の知識が必要な並べ替え問題など例年以上に語彙・文法力を必要とした。しかし、あくまで教科書の基本文や重要表現レベルの出題。
大問3(裁量問題大問2)はAの難度が昨年度よりやや上がった。問1では”help A with B”「AのBを手伝う」や問2の”take a long time”「長い時間がかかる」などややなじみの薄い表現が出題されている。問3の問題文は長いが、正確に訳すことで正答が導けた問題である。Bは標準的な問題。
大問4(裁量問題大問3)は過去2年間の出題と比べると、英作文が1題少なくなった。問2は標準的な問題だが、問5は”something+形容詞”「何か~なこと(もの)」の知識を活用できたかどうかで得点差がついた。
裁量問題(大問4)の配点は20点と変わらず、長文の語数(480語程度)も昨年度とほぼ同じ。自由英作文が3年連続で出題されたが、今年度は枠内の問題文が日本語になり、話題も書きやすいものだった。一方で、問1の並び替え問題や問5の英問英答は、関係代名詞の省略や主語の捉え方、助動詞を含む受動態(助動詞+be+過去分詞)など正確な文法力が求められた。
英作文は昨年より1題少なくなったが、全体的に正確な語彙・文法力を必要とする出題であった。
英語の知識の量だけでなく、「知識を実際に活用できる英語力」が求められている。英語の語彙力をつけ、自分の生活に根ざした内容を英文で書けるようにすることが重要である。
このレポートは3月4日(入試当日)に速報として練成会により作成されたもの。正答は下記より確認できる。
英語:問題 正答 リスニング
英語(学校裁量問題):問題 正答