社会そのほか速
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20代の若手社員たちに、上司に関するあれこれを語ってもらう本連載。最終回のテーマに選んだのは“こじらせ上司への提言”。いろいろと難しい注文が出てくるかと思いきや、あまりに“あたりまえ”すぎて拍子抜けするようなリクエストが次々と挙がってきて……。
●子供の頃に習ったはず、礼儀や愛想をおろそかにするな!!
―― 全国の“こじらせ上司”に伝えたいことはありますか? 最終回なので、皆さん全部吐き出しちゃってくださいね!
桜井さん ホント、ささいなことなんですけど……ちゃんと挨拶くらいはしてほしいんですよね。
入江さん それ、すっごく分かる。新人研修で「挨拶は社会人の基本」とか言っておきながら、いい歳したおじさんたちってほとんどアイサツしないよね。
土橋さん こっちから「おはようございます」って元気よく声をかけても、上司が不機嫌そうに「はーい」とか返事するだけだったりすると、「ここ、挨拶しちゃいけない部署なのかな……」と思っちゃいますよね。
川本さん 挨拶もそうなんですけど、他にも“礼儀正しく”とか“愛想よく”とか、人とコミュニケーションする上で基本的に大事にしなきゃいけないことを社内で疎かにしているおじさん、本当に多いなって感じますよ。
島田さん 確かに「社内では通じるかもしれないけど、そういう態度って1人の社会人としてどうなの?」って思う場面、結構あります。
川本さん 一部の“こじらせ上司”って、“会社は家、社員は家族”と捉えている節がありますよね。課長や部長ならそのグループの“家長”にあたるわけで、だから横柄な態度を取っても許される……って感覚を、無意識下のうちに持っている気がします。
入江さん 甘えないでほしいよね、部下に。
土橋さん 島田さんは「上司が上から来た指示をそのまま下に伝えるだけ」って話をしていましたけど、逆に「下の言ったことをそのまま上に伝えてしまう」ってパターンもありませんか? あれはやめてほしいなって思っているんですけど。
島田さん それもありますね。直属の上司だから信頼して率直な気持ちをしているのに……本来ならば下の発言の意図を汲み取ったり、上に伝わるように翻訳したりするのが上司の役目なんじゃないかと。
入江さん 全部“筒抜け”で上に報告されたら、こっちも相談する気にならなくなっちゃうよね。僕らより長く生きている分、その辺りは上司としてうまく立ち回ってほしいのに。
桜井さん 下がこれだけ気を遣って合わせているのに、上司に「今どきの若者は分からない」ってコミュニケーションのさじを投げられるの、つらいですよね。…