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マクラーレン史上もっとも安価なプライスタグを掲げる「ピュア・スポーツ」が登場した。
オート上海でワールドプレミアされた「540C クーペ」は、先の「570S クーペ」からなんと約300万円もリーズナブルになっている。果たして、その価格は?パフォーマンスは?
「540C クーペ」は、「日常的な走行に最適なマシン」として開発されたマクラーレンのスポーツシリーズ・第2弾。価格は12万6,000ポンド(約2,200万円)で、2016年初頭から日本を含む世界30カ国以上でデリバリーが始まる。
気になるスペックは、兄貴分の「570S クーペ」と比較しながらご紹介していこう。ミッドに搭載するエンジンは、共通の3.8リッターV8ツインターボをデチューンしたもの。
最高出力はマイナス30psの540ps、最大トルクはマイナス60Nmの540Nmとなる一方、1,311kgの乾燥重量はマイナス2kgでほとんど変わらない。結果、0-100km/h加速はマイナス0.3秒の3.5秒で、最高速度もマイナス8km/hの320km/hと公表されている。
こうして比較していくとスペックダウンのインパクトは決して小さくはないが、冷静に考えれば十分に一級品と言える性能が与えられている。むしろ、手の内に入れられる性能や持てるポテンシャルを引き出したという充足感は、コチラの方が高いかもしれない。
大きく跳ね上がるディヘドラルドアや超高輝度LEDヘッドランプ、LEDライトブレード・リアランプなどは兄貴譲り。全長4,530×全幅2,095×全高1,202mmのディメンションも全く同じだが、空力パッケージは微妙に変えて最適化されている。
また、サーキットをこなす強靭な足回りを備える一方で、「ノーマル」モードは、より日常の乗り心地に配慮した味付けとされているようだ。
「540C クーペ」の登場で、マクラーレンのスポーツシリーズはひとまずの完成を迎えた。
(zlatan)
写真:マクラーレン・オートモーティブ