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何気なく取った電話が、万一詐欺の電話だったら……。“母さん助けて詐欺”のニュースはなかなか減ることがありません。いつの日か、自分にもかかってきてしまう可能性もあります。
そこで、『WooRis』の過去記事より、ぜひ頭に入れておきたい“母さん助けて詐欺”の事例や、詐欺から身を守るコツについてまとめました。自分だけでなく、両親など家族と一緒に確認しておきましょう。
■慌ててしまうと冷静な判断が不可能に、振り込む前に誰かに相談!
「警戒していたのに500万円の被害に!“警察沙汰”で判断を鈍らせる詐欺の手口」では、アディーレ法律事務所の篠田恵里香弁護士のもとに相談があった事例をお伝えしています。
詐欺師からの電話で株式購入をすすめられ、「怪しい!」と思って断り続けたのにもかかわらず、途中で詐欺師が「警察沙汰になりますよ」と言われたことから、焦って500万円を振り込んでしまったというケースです。
慌ててしまうと、冷静な判断ができなくなってしまうもの。振り込みをする前に家族や友人などに相談するか、弁護士に相談するということを頭に入れておきたいですね。
■電話番号が変わったときの連絡方法を“メール”にする
「どんどん巧妙化してる!知っておきたい“母さん助けて詐欺”の手口とは」でもお伝えしましたが、“電話番号が変わった”という理由をつけて詐欺の電話をしてくるケースが多いよう。電話番号が変わった場合は、まずは電話ではなく“メールで知らせる”などというルールを決めておきましょう。
また、官公庁や警察、弁護士などを名乗った場合は、“所属部署や氏名を確認し、改めてその部署に電話をしてみる”というのも防衛策になります。
■騙されないために、家族と“ルール”を決めておく
「自分は絶対に騙されない!という人こそ騙される“電話詐欺を防ぐ”5カ条」では 電話がきてうっかり騙されないためのルールをお伝えしています。例えば、親子で電話するときに普通に話し始めるのではなく、「お母さん、(犬の)タローは元気?」などと、必ず使うフレーズを決めておくといいですね。
また、“知らない電話番号なら電話に出ない”、“電話が怪しいと思ったら、折り返しかけてみる”、“職場の話をしていたら、一度電話を切って職場に電話をしてみる”、ということも覚えておきましょう。
以上、“母さん助けて詐欺”から身を守るコツについてお伝えしました。心の準備がないと、不意打ちでかかってきた電話にうっかり騙されてしまいます。…